日本の不平等―格差社会の幻想と未来

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  • サイズ A5判/ページ数 306p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784532132958
  • NDC分類 331.85
  • Cコード C3033

内容説明

なぜ、所得格差は拡大したのか。技術革新、グローバル化、それとも高齢化が要因か。日本の所得格差を、データを駆使して実証分析。再分配政策、世代サイズ、成果主義、年功賃金など注目のトピックにも幅広くアプローチする、不平等問題研究の決定版。

目次

第1章 所得格差は拡大したのか
第2章 誰が所得格差拡大を感じているのか
第3章 人口高齢化と消費の不平等
第4章 所得不平等化と再分配効果
第5章 誰が所得再分配政策を支持するのか?
第6章 賃金格差は拡大したのか
第7章 ITは賃金格差を拡大するか
第8章 労働市場における世代効果
第9章 成果主義的賃金制度と労働意欲
第10章 年功賃金の選好とワークシェアリング

著者等紹介

大竹文雄[オオタケフミオ]
1961年生まれ。83年京都大学経済学部卒業。85年大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。大阪大学経済学部助手、大阪府立大学講師を経て、大阪大学社会経済研究所教授、博士(経済学)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シン

1
勉強になった。面白かった。2006/01/15

ぬめぬめ

1
ゼミの課題用。思ったよりゴリゴリの経済学で、けっこう時間かかりました。。ただ内容は非常に興味深く、労働経済学の勉強にもなりましたね。切り口が労働経済って感じなので、格差と聞いて貧困問題等をイメージする場合には違和感があるかも。基本的に統計等によるため、そこから外れている層の問題を捉えるのはまた別の本が必要かなと。特に印象に残っている部分は、第1章:生涯所得を消費水準で代替/格差拡大の主要因は高齢化による見せかけ効果/若年層での消費格差拡大/消費格差拡大=>所得格差。2015/09/29

tk

0
借りてみた。 ちょいちょい面白い指摘があった。 高学歴(高所得者)同士、低所得者同士の結婚はもう既にこの頃から流れができつつあった。2011/07/26

amane

0
第8章労働市場における世代効果が面白かったです。 「好況時に就職した世代は不況時に就職した世代よりも生涯賃金が高くなる」2009/04/18

ねぎとろ

0
「格差問題」の実証研究。橘木俊詔の議論に対する批判など。2007/08/22

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