出版社内容情報
書名
内容説明
文系にもわかる「もの造り」の経営学誕生!もの造りは、技術系・理系だけの領域ではない。文系も生産を理解してはじめて、戦略的経営を実現できる!生産を支える購買管理、人事・労務管理、研究開発のロジックを、豊富な図表を交えてわかりやすく解説。
目次
第3部 経営資源の管理・改善(人事・労務管理;設備管理と生産技術;購買管理とサプライヤー・システム)
第4部 製品開発の管理と能力構築(製品開発の基礎:プロセス・組織・パフォーマンス;開発期間とその短縮;開発コスト・開発生産性とその向上;総合商品力と開発の組織・プロセス ほか)
著者等紹介
藤本隆宏[フジモトタカヒロ]
1955年、東京に生まれる。1979年、東京大学経済学部卒業。三菱総合研究所副研究員を経て1989年、ハーバード大学ビジネススクール経営学博士号取得。同大学研究員を経て1990年、東京大学経済学部助教授。現在、東京大学経済学部教授、ハーバード大学ビジネススクール上級研究員、経済産業研究所ファカルティフェロー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Haruki
1
第3部では人事・労務、設備、購買のそれぞれの業務的・構造的な構成要素を網羅的に概説する。第4部では、製品開発の構造として、情報システムの視点を底流にしながら、開発期間、開発コスト、総合商品力、開発組織やプロセスの要所と向上の潮流を紹介するとともに、研究開発、技術人事も紹介している。トヨタ自動車をはじめとする現場も仔細に見ている著者ならではの具体と抽象(システム化)の往復によって、ものづくり現場にいる身として引き込まれるように読める。やや時代は変わったが俯瞰した視野を持つことは変化を乗り越える原動力になる。2021/11/19
Kenichiro
0
生産管理の歴史と日米比較で「なるほど」と随所に思わせてくれるので読んでいて楽しい。また一貫して「設計情報の転写」と「競争力」の視点で書かれており理解しやすい。2017/03/14
Teruaki Nagaoka
0
一旦、流し読み その②2013/08/02
枕流だった人
0
鎌ヶ谷市立図書館
Schwarzeon BLACKY
0
第1巻が重厚な「生産部門の管理」の比較だとしたら、第2巻は「間接部門の管理」の本。日米での比較がモデルにあるので読みやすいが概念のさわりを述べて終わる印象。ある種の日本的組織の意外な強さと製造業の限界が見える本な気がしました。少人数のスーパースターが極端に高価値な財を形成してしまう状況を除けばこのマネジメント論は強いんだろうなと思います(そういう意味では今はアメリカ的なトップダウンの権限が強いビジネスが生き残りがちなのかな……など)2020/06/25