出版社内容情報
超高齢化時代の到来で社会保険制度の存続が懸念されている。本書は、現在の社会保険制度の様々な問題点や、制度改革の効果を分析。世代間扶養方式から積み立て方式への移行など、保険原理に立ち返った制度再設計を具体的に提言。
内容説明
保険の原点に戻れ!裁量的所得再分配と、甘い将来見通しが招いた保険財政の危機。年金の積立方式への移行、制度間格差是正など、高齢化・低成長時代を乗り切る、給付と負担の新しいビジョンを提示する。
目次
序章 高齢化と社会保険改革―保険の原点に戻る
第1章 厚生年金の積立方式への移行
第2章 1994年の厚生年金改革の教訓
第3章 基礎年金の財源と受給および負担の世代間格差
第4章 Pension Richの条件
第5章 雇用保険制度改革と高齢者就業
第6章 試案・医療保険制度一元化
第7章 介護費用の推計とその経済効果
第8章 人口高齢化と消費の不平等度