内容説明
マーケティングの大家であるコトラーの考え方について、そのエッセンスを抽出して解説。特に重要な点については、「Kotler’s Idea」としてピックアップしています。実務に応用できるよう「なりきり」方式で解説。テーマに沿った業界を選び、その業界の現状に触れながらコトラーの考え方について説明していますので、そこで働く人になったつもりで読み進めることができます。より具体的に理解できるよう、身近な日本企業の事例を多数盛り込みました。
目次
1 コトラーの考え方とその原点
2 顧客起点の企業発想―コトラーのエッセンス(1)
3 売り手として考えること―コトラーのエッセンス(2)
4 コミュニケーション戦略―コトラーのエッセンス(3)
5 社会活動のマーケティング―コトラーのエッセンス(4)
6 コトラーの指摘を実践する日本企業
著者等紹介
酒井光雄[サカイミツオ]
1953年生まれ。学習院大学法学部卒。ブレインゲイト株式会社代表取締役。マーケティングの本質を“ヒトの心をつかむサイエンス”と捉え、生活者の感受性を重視するスタンスで、企業のマーケティング戦略、事業戦略、経営戦略、企業ブランド戦略策定などの支援を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
所沢
6
マーケティングは企業の立場から見ると「顧客を満足させて利益を得る」ことで、新たな顧客価値を創造して他社にない独自のサービス提供が必要。顧客は答えを持っていないので、顧客を観察して仮説を立てることと、アイデアを顧客が理解できる言葉で説明したものであるコンセプトが重要と学んだ。2017/03/21
ビイーン
6
コトラーのエッセンスが、コンパクトに分かりやすく、まとめられている良書。2015/07/15
がっち
6
コトラーの本をまったく読んだことがなかったが、わかりやすかった。簡略化された形であろうが、なかなか読み応えがある良い本であった。今度は分厚い本でコトラーを詳しくしりたい。B2011/02/10
ダンスにホン!ころりん
3
20070413 1版1刷 150706読了2015/07/06
KAKAPO
2
社員が自社に満足し感動していなければ、顧客が満足する最高のサービスなど提供できません。企業は社員に自社で働く自信と誇りを身につけてもらい、顧客に対して卓越するサービスを提供できる人材に育てるため、独自の教育制度や評価・推奨制度を用意しています。これがインターナル・マーケティングです。社員が顧客を観察し、また会話などのやり取りを通じて、顧客が望むサービスを提供する必要があります。これがインタラクティブ・マーケティングです。2008/10/03