内容説明
上手な年のとり方を考える。“老い”への道は、生きとし生けるものすべてが通らなければならない道…みんな仲よく手をつなぎ、歌をうたって通ろうではありませんか。
目次
畳の上で死にたい
畳の上で死なせたい
畳の上で死ぬために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
okatake
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先日御亡くなりになった早川先生の初期の作品。 80年代から現代に通じる死に方の問題を提起していた著者。 「畳の上」とは、まともな状態でということ。(p17)昔は、「畳の上では死ねまい」という言葉が使われました。「悪いことをしたから、まともには死ねない」ということ。 この書の中で一番おすすめなのは、「九九八回」というコラム。往診の中で、千回のうち九九八回は無駄だという。行っても行かなくてもいい状態。でも、残りの2回は。998回が合ってこその2回の"有駄”。これが"畳の上での大往生"を支えたのです。2018/07/04