内容説明
公共経済学、寡占理論、産業組織論、情報経済学、投資理論などの分野で理論研究を進めている研究者と交通経済学の専門家が共同で、日本の交通問題に対して最新の経済理論がどのような解決を示唆するかを検討したのが本書である。
目次
序章 交通政策に関する素朴な疑問
第1部 交通料金と投資政策(交通料金;交通投資;地域経済と交通)
第2部 交通をめぐる規則の経済学(規模の経済性と料金・参入規制;自然独占と規制;範囲の経済性と内部補助―複数サービスを提供する産業と参入・料金規制)
第3部 交通政策の現状と課題(鉄道―下部構造の整備について;航空;道路;トラック輸送)