五つの王国―図説・生物界ガイド

五つの王国―図説・生物界ガイド

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  • サイズ B5判/ページ数 365p/高さ 26X22cm
  • 商品コード 9784532062675
  • NDC分類 460.38
  • Cコード C3045

出版社内容情報

図説,生物界ガイド。すべての門を写真とイラストで紹介

内容説明

地球上に存在する生命の多種多様さ、すばらしさを300枚の美しい図版と写真を使って平易に解説したユニークな生物界案内。コーネル大学のR.H.ホイタッカー教授が提唱した、生物界を5つの界に分ける分類法に従い、「モネラ界」「原生生物界」「菌界」「動物界」「植物界」の5部で構成。5つの界の代表的な門に属する生物について、各門2~4ページで、その大きさ、構造、生息地、ライフサイクルなどを素人にも一目でわかるように説明している。

目次

1章 モネラ界
2章 原生生物界
3章 菌界
4章 動物界
5章 植物界

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

32
もう20年は前、大学時代に買った本。生物を5界に分類する本。5界説の欠点は原生動物界の特徴があいまいで、その他の代替の扱いになる点だ。本書は見開きの2ページがほぼ1つの動物門に対応し白黒だが写真も豊富だ。暇な時に眺めると時間がたつのをしばし忘れる。中学校で習った分類は、生物は植物界か動物界に分類される2界説で、プランクトンは動物性と植物性に分かれ、キノコは植物だった。5界説ではプランクトンは原生動物界、キノコは菌界に分類される。今は8界説とか3ドメイン説などもっと難しくなってしまった。

ぽんくまそ

12
30年前の本だから時代遅れだが、今の多数の人たちの生物観はこの本よりももっと時代遅れだ。未だに生物を動物と植物に分けるという考えにとらわれているからだ。人は植物や動物とだけ生きているのではなく、ましてや人類だけで生きているのではない。微生物を含めるとこれだけ多様な種類の生物といっしょに地球に乗っかっており脊椎動物などごく一部にすぎない。不気味な寄生微生物も数多いが事実なので直視しなければいけない。今は研究が進んで系統が再編しなおされているので、wikipediaなどで調べ直しながら読んだ。2018/02/21

ぽんくまそ

9
カール・セーガンの妻だった生物学者リン・マーギュリスが、地球にはこびる全生物を根元から俯瞰して世に突きつけたのがこの本である。リンさんとカーリーンさんの記述は専門的すぎて難解だ。しかも1987年出版なので、時代遅れである。モネラ界(細菌・古細菌)・原生生物界・菌界・動物界・植物界という「五つの王国」は、この20年の間に崩壊しているのだ。それでもこの古書をamazonで買ったのは、類書がほとんど無いからだ。これは教育界・出版界の怠慢だ。2016/11/20

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