内容説明
世界で議論が始まった!地球を冷やす技術。幅広く情報をカバーした本格的な入門書。
目次
宮沢賢治の夢
なぜ今、気候工学か
「危険」な気候変動の対抗策としての気候工学
歴史と動向
気候工学の概要
太陽放射管理(SRM)
CO2除去(CDR)
効果・コスト・問題点
気候工学の研究:現状と今後
気候工学に関わる人々の意見
社会はどう向き合うべきか:気候工学のガバナンス
著者等紹介
杉山昌広[スギヤママサヒロ]
1978年埼玉県生まれ。東京大学理学部地球惑星物理学科卒業。米国マサチューセッツ工科大学から気候科学のPh.D.、技術と政策の修士号を取得後、東京大学地球持続戦略研究イニシアティブにて特任研究員。現在、(財)電力中央研究所社会経済研究所主任研究員。専門は地球温暖化に関するモデル分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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takao
2
パンドラの箱か?2017/06/05
汁なし担々麺
1
気候工学の概要、歴史、研究と実施の課題等が大局的に書かれていた。専門外の人でも読みやすく、全体像が掴める。 2022/08/07
ottohseijin
1
「超ヤバい経済学」の問題の第5章で出てきた『ジオエンジニアリング』の解説本。即効性がなく、そもそも有効かどうかすらわからない『CO2削減』よりも、直接地球を冷やす!技術を開発するというのが面白い。2011/11/09
A.I - Transition
0
最近空でよく見かける飛行機雲(ケムトレイル)はジオエンジニアリング(気候工学)の一環だということで、ようやくそれ関連の本をみつけたのがこれだ。この本を読んでこの気候工学という概観を知ることができる。まだ実験段階だったり議論されておりなかなか進めることが出来ないという。そしてケムトレイルとジオエンジニアリングは関係ないとのことがわかった。まぁー地球温暖化自体疑わしい所もあるのでこのように慎重にいかざるをえないのではないか。2013/11/25
脂肪分
0
要点:実効性とはまったく別レベルの眉唾感で予算がおりなかったり、こっちでもシーシェパードがしゃしゃったりしてる。2012/01/11