出版社内容情報
《内容》 第14改正日本薬局方に準拠して改訂．今改訂では「泌尿器系」「感覚器系」「骨粗鬆症」治療薬の項を新設．また，トランスポーター，ケモカインなどの情報伝達の最新知見やCOX2選択的阻害薬，アルツハイマー治療薬，抗うつ薬等，次々に開発される新しい作用機序をもつ医薬品の最新情報ならびに重要な副作用や薬物相互作用をわかりやすくまとめ，さらに充実．
《目次》
【主要目次】
第１章 薬理学総論
1．薬理学の定義
2．薬理作用の分類
3．薬物の体内動態
4．薬物の作用機序
5．医薬品の開発
第２章 自律神経系に作用する薬物
1．自律神経系の形態と機能
2．神経興奮の化学伝達
3．自律神経支配と受容体
4．交感神経系に作用する薬物
5．副交感神経系に作用する薬物
6．自律神経節に作用する薬物
まとめ 自律神経系作用薬
第３章 末梢性筋弛緩薬
1．神経筋遮断薬と抗クラーレ薬
2．末梢において骨格筋の収縮に影響を与える薬物
まとめ 末梢性筋弛緩薬
第４章 局所麻酔薬
1．局所麻酔作用と痛覚伝導路
2．局所麻酔薬
まとめ 局所麻酔薬
第５章 オータコイド
1．ヒスタミンとヒスタミン拮抗薬
2．セロトニンとセロトニン拮抗薬
3．ポリペプチド類
4．プロスタグランジンとその関連化合物
5．血管内皮由来物質
付．サイトカインとケモカイン
まとめ オータコイド
第６章 平滑筋に作用する薬物
1．平滑筋
2．鎮痙薬
3．子宮収縮薬と子宮鎮痙薬
まとめ 平滑筋作用薬
第７章 抗炎症薬
1．炎症反応
2．炎症におけるケミカルメディエーター
3．抗炎症薬
4．抗リウマチ薬
5．痛風治療薬
まとめ 抗炎症薬
第８章 中枢神経系に作用する薬物
1．中枢神経系の形態と機能
2．全身麻酔薬
3．催眠薬
4．鎮痛薬
5．抗てんかん薬
6．向精神薬
7．中枢性筋弛緩薬
8．抗パーキンソン病薬
9．脳循環・代謝改善薬
10．抗痴呆薬
11．中枢興奮薬
12． 食欲抑制薬
まとめ 中枢神経系作用薬
第９章 呼吸器系に作用する薬物
1．呼吸の生理
2．呼吸興奮薬
3．呼吸鎮静薬
4．鎮咳薬
5．去痰薬
6．抗喘息薬
まとめ 呼吸器系作用薬
第10章 心臓・血管系に作用する薬物
1．心臓・血管系の生理
2．心不全治療薬
3．抗不整脈薬
4．抗狭心症薬
5．末梢循環改善薬
6．抗高血圧薬
7．昇圧薬
8．高脂質血症治療薬
まとめ 心臓・血管系作用薬
第11章 腎機能と電解質代謝に作用する薬物
1．腎臓の生理的機能
2．利尿薬
3．電解質平衡異常治療薬
まとめ 腎機能・電解質代謝作用薬
第12章 泌尿器系に作用する薬物
1．蓄尿と排尿の生理
2．神経因性膀胱治療薬
3．前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療薬
4．その他の泌尿器系作用薬
まとめ 泌尿器系作用薬
第13章 血液と造血器系に作用する薬物
1．血液凝固・線溶系の生理
2．止血薬
3．抗血栓症薬
4．造血薬
5．輸液剤
まとめ 血液・造血器系作用薬
第14章 消化器系に作用する薬物
1．消化器系の機能調節
2．健胃・消化薬
3．消化性潰瘍治療薬
4．催吐薬，鎮吐薬
5．腸に作用する薬物
6．利胆薬
まとめ 消化器系作用薬
第15章 感覚器に作用する薬物
1．眼科用薬
2．抗めまい薬
まとめ 感覚器作用薬
第16章 骨粗鬆症治療薬
1．ビタミン製剤
2．ホルモン製剤
3．ビスホスホン酸（ビスホスホネート）製剤
4．その他
まとめ 骨粗鬆症治療薬
第17章 皮膚および粘膜に作用する薬物
1．収斂薬
2．腐食薬
3．メラニン合成促進薬
4．褥瘡・皮膚潰瘍治療薬
5．角化症・乾癬治療薬
6．その他
まとめ 皮膚および粘膜作用薬
第18章 感染症の化学療法薬
1．化学療法の概説
2．殺菌，消毒薬
3．抗生物質
4．サルファ剤およびスルホン剤
5．抗スピロヘータ薬
6．抗原虫薬
7．抗結核薬
8．抗ウイルス薬
9．抗真菌薬
10．駆虫薬
まとめ 感染症の化学療法薬
第19章 腫瘍の化学療法薬
1．癌
2．抗悪性腫瘍薬
3．抗悪性腫瘍薬の適用法
4．細胞周期と抗悪性腫瘍薬
5．アルキル化薬
6．代謝拮抗薬
7．抗腫瘍性抗生物質
8．植物由来物質
9．抗腫瘍性ホルモン
10．免疫調整物質
11．その他の抗悪性腫瘍薬
12．抗悪性腫瘍薬化学療法の補助療法薬
まとめ 抗悪性腫瘍薬
第20章 免疫抑制薬と強化薬．勉)…517
1．免疫系の概観
2．免疫抑制薬
3．免疫強化薬
4．ワクチンおよびトキソイド
まとめ 免疫抑制薬と強化薬
第21章 ホルモンとホルモン拮抗薬
1．ホルモンの概念
2．たんぱく，ペプチド系ホルモン
3．アミノ酸，アミン系ホルモン
4．ステロイドホルモン
5．消化管ホルモン
まとめ ホルモンとホルモン拮抗薬
第22章 ビタミン
1．水溶性ビタミン
2．脂溶性ビタミン
まとめ ビタミン
第23章 解毒薬
1．毒物の消化管からの排除を目的とする薬物
2．重金属中毒の解毒薬
3．薬理的拮抗薬
4．その他
まとめ 解毒薬
第24章 医薬品の副作用
1．医薬品の副作用
2．有害な薬物相互作用
目次
薬理学総論
自律神経系に作用する薬物
末梢性筋弛緩薬
局所麻酔薬
オータコイド
平滑筋に作用する薬物
抗炎症薬
中枢神経系に作用する薬物
呼吸器系に作用する薬物
心臓・血管系に作用する薬物〔ほか〕
著者等紹介
粕谷豊［カスヤユタカ］
東京大学名誉教授
加藤仁［カトウヒトシ］
帝京大学名誉教授
重信弘毅［シゲノブコウキ］
東邦大学薬学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
