入門漢方医学

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  • サイズ B5判/ページ数 296p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784524235711
  • NDC分類 490.9
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 東洋医学(漢方,鍼灸)においても卒前卒後の教育は重要な課題であり,医学部「コアカリキュラム」でも東洋医学は到達目標の一部として導入されている.本書は,医学部学生,研修医,開業医などを読者対象として,このような東洋医学に対するニーズに対応するべく日本東洋医学会によって編集されたわかりやすい東洋医学の入門教科書.    

《目次》
【内容目次】
1.漢方医学総論
 1.現代医療の中の漢方医学
    日本への漢方の伝来と経過
    漢方と西洋医学との違い
    西洋医学優先の医療に対する漢方の復興
    最近の日本東洋医学会の動き
    漢方医学の経済性
 2.漢方医学の歴史(医史学)
    中国
    日本
 3.漢方と中医学
    両医学の沿革
    教育
    使用生薬,薬剤
    基礎理論
    診断と治療
 4.漢方を学ぶ人のために
2.診断・治療
 1.証(総論)
    漢方医学の基本構造
    漢方方剤の性格
    証とは何か
 2.病態と治療
   A 陰陽
    「傷寒論」における陰陽の背景
    病気の時期と治療方針
    全体の陰陽
    部分の陰陽
   B 虚実
   C 寒熱
    病態を表現する概念
    生薬の薬性
    診断のポイント
    「傷寒論」(古方)における病態
    後世方・中医学における病態
    食事
   D 表裏
    表裏による方剤の使い分け
    表裏と内外
    「傷寒論」の内外の記載
   E 五臓六腑
    五行学説からみた生命活動と五臓の働き
    五臓の病態と治療の実際
   F 六病位
    六病位とは
    病の進行
    慢性病と六病位
    体力と病毒
    治療原則
    合病,併病
   G 気・血・水
    気血水の失調
    気の変調
    血の変調
    水の変調
 3.漢方の診察法
    望診
    聞診
    問診
    切診
    四診の注意点
3.薬物学
 1.方剤学
   A 総論
    四気・五味
    方剤の君臣佐使
    漢方薬は豹変する
   B 主な方剤群
    桂枝湯類
    柴胡剤と瀉心湯類
    麻黄剤
    附子剤
    地黄剤
    人参湯類と参耆剤
    白虎湯類と滋陰剤
   C 注意点
    副作用
    相互作用
    服薬指導
    瞑眩
 2.生薬
    薬物としての生薬・漢方方剤の特性
    生薬とは
    生薬各論
 3.薬理
 4.剤形
    湯液
    丸剤
    散剤
    エキス剤
    外用剤
4.疾患と漢方
 1.消化器
    漢方治療の特徴
    方剤の選択
 2.循環器
    本態性高血圧症 
    本態性低血圧症
    起立性低血圧症
    虚血性心疾患・心不全
    末梢循環障害
    動悸・いわゆる心臓神経症
 3.呼吸器
    漢方治療の特徴 
    漢方医学における病態
    方剤の選択
 4.代謝・内分泌
    糖尿病
    肥満
 5.腎・泌尿器
    慢性腎炎,ネフローゼ症候群
    慢性腎不全
    尿路感染症
 6.神経・筋
    頭痛
    めまい
    しびれ,神経痛,麻痺
    脳血管障害
    パーキンソン病,パーキンソン症候群
    不随意運動,てんかん
    筋痙攣,こむら返り
 7.リウマチ・自己免疫疾患
    関節リウマチ
    全身性エリテマトーデス
    全身性強皮症
    シェーグレン症候群
    分類不能型膠原病
 8.血液
    漢方治療の特徴
    漢方医学における病態
    方剤の選択
 9.産婦人科
    漢方治療の適応と不適応
    月経異常
    更年期障害
 10.整形外科(運動器)
    肩こり
    頸腕症候群
    肩関節周囲炎(五十肩)
    腰痛症
    変形性膝関節症
 11.外科
    漢方治療の特徴
    漢方医学における病態
    方剤の選択
    使用上の注意
 12.皮膚科
    漢方治療の特徴
    漢方医学における病態
    方剤の選択
    使用上の注意
 13.耳鼻咽喉科
    中耳炎
    鼻・副鼻腔炎
    アレルギー性鼻炎
    咽頭炎,扁桃炎
    良性発作性頭位眼振症,メニエール病,めまい感
    鼻出血
    口内炎
    耳下腺炎
 14.眼科
    急性感染症
    アレルギーによる花粉症や春季カタル
    強膜症,フリクテン
    涙嚢炎
    涙液減少症
    白内障
    ぶどう膜炎
    緑内障
    中心性網脈絡膜症
   視神経炎
   眼精疲労
   未病
 15.精神科
    漢方治療の特徴
    漢方医学における病態
    方剤の選択
    使用上の注意
 16.小児
    漢方治療の特徴
    漢方医学における病態
    方剤の選択
 17.高齢者
    漢方治療の特徴
    中枢神経系の障害
    消化器系の障害
    骨関節の障害
    呼吸器感染症
 18.冷え症,虚弱体質,未病
    冷え症
    虚弱体質
    未病
5.鍼灸
 1.総論
    基本的な考え方
    鍼について
    灸について
    経絡・経穴
    鍼灸の病態把握
    治療法の概略
    鍼灸の適応と禁忌
    鍼灸の副作用と安全対策
 2.各論
    治療法
    鍼灸治療の効果
    診察方法
    治療原則
    治療臨床上の有効性
    治療対象および目標
    疾患別使用経穴
6.その他
 1.日本の相補・代替医療(民間療法)
    相補・代替医療とは
    民間療法とは
    いわゆる健康食品
    手技療法
    患者がCAM や民間療法にアクセスする場合
 2.世界の伝統医学
    各地域の伝統医学
    中国系医学
    インド系医学
    欧米系医学
    その他

内容説明

医学教育における「コア・カリキュラム」を踏まえ、かつ専門医制度の標準カリキュラムも視野に入れながら、医学部学生、研修医、開業医などの方々を対象とした漢方医学の入門書。文献的な考察は極力省略し、漢方医学の基礎的事項に重きを置きプラクティカルな記述とした。

目次

1 漢方医学総論
2 診断・治療
3 薬物学
4 疾患と漢方
5 鍼灸
6 その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

葛宮詠

0
医療系の学生が漢方を学ぶための教科書(入門書)。漢方の簡単な概略を知りたいと思う人には適さないと思う。2012/04/03

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