臨床糖尿病マニュアル (改訂第2版)

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  • サイズ B6判/ページ数 405p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784524224678
  • NDC分類 493.12
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 数多くの類書の中でも,よりいっそう臨床の現場に即して記述された定評ある糖尿病の診療マニュアルである.糖尿病の診断に始まり,糖尿病の際の種々の病態の評価を記述し,一連の治療手順を具体的かつ多段階的に解説している.本書は読み進めることにより迅速な理解と処置が可能となるという特徴をもち,日常診療ではすぐに役立つ治療マニュアルである.    

《目次》
【主要目次】
1.糖尿病の診断
 A.診断の手順
 B.インスリン分泌能の評価
 C.病歴聴取のポイント
 D.糖尿病患者の理学的所見
 E.血糖コントロールの指標とその目標
2.糖尿病の緊急処置
 A.糖尿病患者の意識障害
 B.糖尿病ケトアシドーシスの病態と治療
 C.非ケトン性高浸透圧昏睡の病態と治療
 D.乳酸アシドーシス
 E.低血糖
3.食事療法の実際
 A.食事療法の目的
 B.食事療法の手順
4.運動療法の実際
 A.糖尿病における運動療法の適応と禁忌
 B.運動療法の手順と実際
5.内服薬療法
 A.内服薬(経口血糖降下薬)の適応
 B.内服薬の作用
 C.内服薬の種類と特徴
 D.内服薬療法の実際
6.インスリン療法
 A.インスリン療法の原理と実際
 B.強化インスリン療法
 C.CSII療法
 D.血糖自己測定
 E.血糖値の変動が激しい糖尿病(不安定型糖尿病)の鑑別と治療
 F.ステロイド剤使用時のインスリン療法
 G.時差のある飛行機旅行時のインスリン使用法
 H.インスリン治療中のshick dayの注意
 I.人工膵島
7.糖尿病と眼合併症
 A.糖尿病と眼
 B.糖尿病網膜症の自然経過
 C.糖尿病網膜症の治療と管理
 D.白内障,緑内障の治療と糖尿病
8.糖尿病腎症
 A.糖尿病腎症と他疾患による腎障害との鑑別
 B.糖尿病腎症の病期の特徴と検査所見
 C.各病期の治療
9.糖尿病神経障害
 A.末梢神経障害
 B.自律神経障害
 C.単神経麻痺
 D.糖尿病筋萎縮
10. 糖尿病足病変と閉塞性血管障害
 A.糖尿病足病変の病態と特徴
 B.糖尿病足病変の診察の手順
 C.糖尿病足病変の予防
 D.糖尿病と閉塞性動脈硬化症
 E.糖尿病とコレステロール結晶塞栓症
11. 糖尿病と高脂血症
 A.高脂血症の分類と特徴
 B.糖尿病に合併する高脂血症の診断および治療
12. 糖尿病と心臓病
 A.糖尿病と冠動脈疾患
 B.糖尿病患者の心筋梗塞
 C.糖尿病と狭心症
 D.糖尿病と高血圧
 E.糖尿病と心不全
 F.糖尿病心筋症
 G.糖尿病自律神経障害と心臓
 H.Syndrome X
13. 外科手術・輸液と糖尿病,スライディングスケールによる血糖管理
 A.糖尿病患者の外科手術前後の管理を規定する因子
 B.症例別管理プログラム
 C.スライディングスケールによる血糖コントロール
 D.糖尿病患者の糖質輸液
14. 妊娠と糖尿病
 A.妊娠糖尿病
 B.糖尿病と妊娠の相互関係
 C.糖尿病患者の妊娠管理の実際
15. 小児の糖尿病
 A.小児の糖尿病の特徴
 B.小児の糖尿病の診断
 C.小児の1型糖尿病の初期治療
 D.小児の1型糖尿病の長期治療
 E.学校検尿等で発見された尿糖陽性例の治療
16. 特殊な糖尿病・他疾患に続発した糖尿病
 A.自己免疫性膵炎による糖尿病
 B.インスリン受容体抗体による糖尿病(typeB症候群)
 C.膵全摘出後糖尿病
 D.ヘモクロマトーシスによる糖尿病
 E.腎移植前後の糖尿病
 F.薬剤による耐糖能障害
 G.内分泌疾患による糖尿病
17. 低血糖症・インスリノーマ
 A.低血糖症とその鑑別
 B.インスリノーマの病態と治療
 C.新生児低血糖症
18. 米国における糖尿病治療の現状
 A.米国における糖尿病の食事療法指導とコメディカルスタッフの治療への参加
 B.米国におけるインスリン注射療法:とくにCSII療法に関して

内容説明

本書は筆者らが虎の門病院内分泌代謝科で研修医に行った講義や、他科からの問い合わせに対するアドバイスなどを骨子として書きあげたものである。またわれわれの足らない分野は、各専門科の先生方の執筆もお願いし、より広い分野からの記載の充実につとめた。糖尿病治療、とくにインスリン療法、合併症治療に関しては、多くの指針が示されているが、本書では、できるだけ簡潔で実用的な内容を心がけ、記載もマニュアルの形式をとった。したがって、本書の構成は、糖尿病の際の種々の病態の評価に始まり、一連の治療手順を具体的、かつ多段階的に述べている。

目次

糖尿病の診断
糖尿病の緊急処置
食事療法の実際
運動療法の実際
内服薬療法
インスリン療法
糖尿病と眼合併症
糖尿病腎症
糖尿病神経障害
糖尿病足病変と閉塞性血管障害
糖尿病と高脂血症
糖尿病と心臓病
外科手術・輸液と糖尿病、スライディングスケールによる血糖管理
妊娠と糖尿病
小児の糖尿病
特殊な糖尿病
他疾患に続発した糖尿病
低血糖症・インスリノーマ
米国における糖尿病治療の現状

著者等紹介

小林哲郎[コバヤシテツロウ]
山梨大学医学部第三内科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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