高脂血症テキスト

高脂血症テキスト

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  • サイズ B5判/ページ数 154p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784524222629
  • NDC分類 493.2
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 生活習慣病のひとつである高脂血症について,基礎的な内容をわかりやすく解説した.高脂血症は自覚症状に乏しく,高脂血症により引き起こされる病気と高脂血症を引き起こす病気があり,そのメカニズムは複雑である.本書は,高脂血症の構造を理解し,日常生活の中での予防・管理,治療の実際をていねいに解説し,高脂血症に対する正しい知識を身につけるのに役立つ.    

《目次》
1.高脂血症を理解するために
 (1)血清コレステロール
 (2)トリグリセリド
 (3)高比重リポ蛋白コレステロール(HDL-C)
 (4)低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)
 (5)リン脂質
 (6)遊離脂肪酸
 (7)アポ蛋白
 (8)リポ蛋白リパーゼ(LPL)
 (9)LCAT
 (10)コレステロールエステル転送蛋白(CETP)
2.高脂血症関連物質とその測定法
A. 血清脂質,リポ蛋白の測定
 (1)コレステロールとHDL-C
 (2)トリグリセリド
 (3)LDL-C
 (4)リン脂質
 (5)遊離脂肪酸
 (6)酸化LDL
 (7)レムナント
 (8)リポ蛋白(a)
B. 血清脂質,リポ蛋白測定上の注意
C. 血清リポ蛋白とは
D. リポ蛋白の種類と性質
E. 血清アポ蛋白とは
F. アポ蛋白の機能と疾患
 (1)アポ蛋白A-I
 (2)アポ蛋白A-II
 (3)アポ蛋白A-IV
 (4)アポ蛋白B
 (5)アポ蛋白C-II
 (6)アポ蛋白E
G. 脂質関連酵素とは
 (1)リポ蛋白リパーゼ(LPL)
 (2)肝性トリグリセリドリパーゼ(HTGL)
 (3)LCAT
 (4)コレステロールエステル転送蛋白(CETP)
H. 血清脂質・リポ蛋白の代謝
3.高脂血症で起こる病気
 (1)心筋梗塞
 (2)狭心症
 (3)脳梗塞
 (4)大動脈瘤
 (5)間欠性跛行と壊疽
 (6)急性膵炎
4.高脂血症の症状
 (1)サイレントキラー
 (2)黄色腫
 (3)角膜輪
 (4)乳び血清
5.高脂血症が起こるメカニズム
 (1)高コレステロール血症のメカニズム
 (2)食事由来コレステロールの寄与
 (3)肝臓でのコレステロール合成
 (4)リポ蛋白受容体による異化機構
 (5)高トリグリセリド血症のメカニズム
 (6)混合型高脂血症のメカニズム
 (7)HDL-Cが変動するメカニズム
6.高脂血症を起こす病気
A. コレステロールが高くなる病気
 (1)甲状腺機能低下症
 (2)ネフローゼ症候群
 (3)原発性胆汁性肝硬変
 (4)家族性高コレステロール血症
 (5)その他
B. トリグリセリドが高くなる病気
 (1)糖尿病
 (2)肥満
 (3)飲酒
C. 薬剤性高脂血症
 (1)高血圧の薬
 (2)副腎皮質ホルモン
 (3)経口避妊薬
D. 原発性高トリグリセリド血症
 (1)カイロマイクロン血症
 (2)家族性III型高脂血症
 (3)家族性複合型高脂血症
 (4)家族性IV型高脂血症
7.高脂血症と動脈硬化
 (1)動脈硬化とは
 (2)動脈硬化の検査
 (3)動脈硬化発症のメカニズム
 (4)動脈硬化の危険因子とは
 (5)危険因子のスコア化
 (6)コレステロールについての疫学的証拠
 (7)HDL-Cに関する疫学的証拠
 (8)トリグリセリドに関する疫学的証拠
 (9)日本の危険因子研究(久山町研究)
 (10)実験的証拠
 (11)治療による証拠(予防試験)
8.高脂血症の治療
A. 治療は必要でしょうか
 (1)コレステロール値異常は治療すべきでしょうか
 (2)日本動脈硬化学会の基準
B. 治療の原則
C. 食事療法
 (1)食事療法第一ステップ
 (2)食事療法第二ステップ
 (3)食事療法第三ステップ
 (4)どの段階で次のステップに移るか
 (5)トリグリセリドが高い場合の食事療法
D. 運動療法
 (1)運動の効果
 (2)運動の種類と量
 (3)運動はいつするべきか
 (4)運動療法のためのメディカルチェック
E. 薬物療法
 (1)コレステロールを下げる薬剤
 (2)トリグリセリドを下げる薬剤
 (3)コレステロール逆転送系の活性化
 (4)その他
 (5)薬物療法の副作用
F. 特殊療法
 (1)血漿交換療法
 (2)臓器移植
 (3)遺伝子治療
9.食事献立
A. 一週間の食事献立
B. 外食が多い人の場合の食事
C. 海外出張が多い人の場合の食事
 (1)移動時
 (2)国や地域別留意点

目次

1 高脂血症を理解するために
2 高脂血症関連物質とその測定法
3 高脂血症で起こる病気
4 高脂血症の症状
5 高脂血症が起こるメカニズム
6 高脂血症を起こす病気
7 高脂血症と動脈硬化
8 高脂血症の治療
9 食事献立

著者等紹介

寺本民生[テラモトタミオ]
1973年東京大学医学部医学科卒業。東京大学附属病院内科研修医。1980年東京大学文部教官助手。シカゴ大学留学。1990年東京大学第一内科医局長。1991年帝京大学第一内科助教授。1997年帝京大学教授。現在に至る。日本動脈硬化学会動脈硬化診療・疫学委員会委員。日本内科学会(評議員)、日本動脈硬化学会(理事、評議員)、日本肥満学会(評議員)、日本臨床代謝学会(評議員)、日本肝臓学会(実部会、評議員)、日本消化器病学会(関東支部評議員)、日本糖尿病学会、日本循環器学会、日本内分泌学会、日本老年医学会(評議員)等
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