これはボール

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  • サイズ B5判/高さ 26cm
  • 商品コード 9784522437667
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

内容説明

「これはボール」という文に添えられているのは四角いブロックの絵―。この本には、全編にわたってイラストとは明らかにズレた説明がられつされています。読み手(大人たち)の的外れな説明に、子どもたちは間違いを指摘せずにはいられなくなり、大さわぎになるでしょう。それだけではありません。同じものを見ていても、そのものに対する自分の認識と他人の認識は違うこと。さらに言葉で自分の考えを表現することの難しさ。徹底したナンセンスを貫く本書で、言葉のキャッチボールを楽しんでいるうちに子どもたちの思考力と表現力は磨かれていくのです。

著者等紹介

スタントン,ベック[スタントン,ベック] [Stanton,Beck]
オーストラリアのシドニー在住。元小学校教諭であり、児童書作家である夫のマットとともに数々のベストセラーを生み出してきた。『これはボール』は2015年にオーストラリアで発売され、多くの反響を呼び、世界各国で出版されている

スタントン,マット[スタントン,マット] [Stanton,Matt]
オーストラリアのシドニー在住。妻のベックは元小学校教諭であり、児童書作家であるマットとともに数々のベストセラーを生み出してきた。『これはボール』は2015年にオーストラリアで発売され、多くの反響を呼び、世界各国で出版されている

よしはらかれん[ヨシハラカレン]
日本女子大学卒。2005年にオーストラリアの翻訳国家資格NAATIを取得。幅広い分野の実務翻訳を経験後、オーストラリアに移住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鱒子

69
図書館本 わたしの頭がかたいのかな、ボールには見えませんでした(笑 これがボールに見えないならば、それはなぜなのか。自己の主観なのか、社会の共通認識なのか、それ以外にも根拠を考えて欲しいです。子どもたちがどうツッコむのか、ぜひ見てみたいです。2020/03/25

☆よいこ

59
コミュニケーション絵本。知識の絵本とは対極的な、認知について問うチャレンジ精神に溢れた絵本。表紙袖の解説[おうちのかたへ]の「言葉のキャッチボールを楽しんでいくうちに 子どもたちの思考力と表現力は磨かれていくのです」の意図を持って読み聞かせをすれば「嘘つき」にならなくてすむかも▽四角いはこはボール/ゾウはイヌ/モンスターはお姫様/お姫様はモンスター▽思考力と表現力が育つらしい。2019年刊2023/05/27

momogaga

53
【おとなこそ絵本】絵本の中での「名前の取り替えっこ」は面白い。大人の常識に凝り固まるとこの面白さが分からなくなる。だから、絵本を読むことで、こどもの常識の世界へどんどんと入り込んでいきます。2021/05/08

ほんわか・かめ

26
はぁ??はぁ??って声が聞こえてきそうな絵本。あべこべで思考がこんがらかりそうだけど、記憶力の良い子どもたちなら、つっこみながら楽しめそう!2021/07/14

ふじ

21
新刊。頭の常識をかち割る内容。でも読んでるうちに不思議と慣れてくる??年齢によってどう反応が変わるか知りたい一冊。2019/12/11

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