内容説明
「ママ」。この本に出てくる言葉はたったひと言。生まれて初めて発した「ママ」。そして自分が「ママ」と呼びかけられるまで―。この世に生まれ、愛を受け、愛を与え、人生は回っていく。たったひと言だからこそ、母親がいるすべての人の心に響くある女性の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
171
母がいて私がいる。そして私も母だ。「ん・・んま、まんまっ」我が子が初めて発した言葉はこんな感じ。この絵本は自分が来た道であり我が子が来た(来る)道でもある。「ママ」と呼んだことや呼ばれたことはないけれど、気持ちは伝わる。そして、同じだけ父を思う。2020/02/10
シナモン
124
「ママ」「まぁま!」「ママッ!」「ママ…」セリフはママだけなのにこんなにも心揺さぶられるとは。過ぎ去った日々を思い出し涙、これからの日々を思ってまた涙。心にしみる一冊でした。2022/06/16
おくちゃん🌸柳緑花紅
83
ママ、マァマ。ママッ!初めて言えた言葉だったり、甘えたり、怒ったり、反発したり、感謝したり、人生の様々なシーンで何度も何度も言った言葉。もう呼べなくなって。。そして今度はジブンが言われるようになるママ、マァマ、ママッ。絵と文字はママだけの絵本。涙ポロポロ。 2022/10/03
あっか
72
新刊コーナーで発券した絵本。女性の一生が1冊を通して描かれる。書かれている言葉は、ずっとたった一言だけ。ただこの一言が様々なシーンで様々にニュアンスを変え、やたらと胸に来る。「小さなあなたへ」のシンプル版と言ったら良いだろうか。今目の前にいるわが子を大切にしようと思えます。何度も噛み締めたくなるような絵本。子ども向けかなあ…大人向けじゃないかなあ。2019/11/19
まま
30
そりゃ、泣くよね、分かってるけど、だいたい想像はついたけど、でも泣くよね。2020/05/22