内容説明
認知症の親の気持ちに気づくと―不可解な行動の理由がわかります。やさしく寄り添う接し方のコツがわかります。症状が改善して、問題行動が減っていきます。介護の負担やストレスがグンと軽くなります。
目次
第1章 認知症の親のつらい気持ちに寄り添う接し方(認知症になってしまうと「何もできない」「何もわからない」…それは誤解です!;Dr.榎本流認知症の親との接し方5つのルール ほか)
第2章 認知症になると必ず現れる不可解な行動(記憶障害―「今日は何日?」何度も同じことを聞かれてうんざり;高次脳機能障害(失語)―言葉が出てこず話したがらない、無口になった ほか)
第3章 行動や心理の異常から起こる困った行動(自発性低下―ふさぎ込んで何もしなくなった;暴言・暴力症状―すぐにキレる、暴力をふるう ほか)
第4章 認知症治療に関する誤解&息抜き介護のススメ(その人らしい生活をできるだけ維持することが認知症治療の目標;Q認知症は治らない?予防もできない? ほか)
著者等紹介
榎本睦郎[エノモトムツオ]
1967年、神奈川県相模原市生まれ。榎本内科クリニック院長。日本認知症学会専門医。東京医科大学高齢診療科客員講師。1992年、東京医科大学卒業後、同大大学院に進み、老年病科(現・高齢診療科)入局。1995年より、東京都老人総合研究所(現・東京都健康長寿医療センター)神経病理部門で認知症・神経疾患を研究。1998年、医学博士号取得。七沢リハビリテーション病院脳血管センターなどを経て、2009年、東京都調布市に榎本内科クリニックを開業。現在1か月の来院者約1600名のうち認知症患者は7割ほどにのぼり、高齢者を中心とする地域医療に励んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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