内容説明
グローバルマーケットで日本のメーカーが生き残って行くためには、企業にとって最大のコストである人件費を流動化・削減することが重要な課題となっている。本書は、日本に物づくりを残して行くためには業務委託の活用こそが必要であるという観点から、業務委託=偽装請負ではないことを説明し、適正化のためのポイントについて解説する。
目次
第1章 偽装請負が社会に提起した問題
第2章 労働法・判例法理に関する基礎知識
第3章 雇用社会の変遷と人材利用の変化
第4章 派遣・業務委託の区分
第5章 偽装請負の適正化策―適正業務委託以外の対応策検討
第6章 適正業務委託の将来性―日本に物づくりを残すために
著者等紹介
石嵜信憲[イシザキノブノリ]
明治大学法学部卒業後、1975年司法試験合格、78年弁護士となる。以来、労働事件を経営者側代理人として手がける。現在、経営法曹会議常任幹事
宮本美恵子[ミヤモトミエコ]
2001年青山学院大学大学院法学研究科博士前期課程修了、石嵜信憲法律事務所入所。04年社会保険労務士試験合格。05年社会保険労務士登録(東京都社会保険労務士会所属)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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