内容説明
デフレは貨幣現象であり、そうであるからこそ、デフレ脱却には金融政策が不可欠である。なぜデフレは貨幣現象なのか、なぜ金融政策によってデフレから脱却できるのか、なぜその過程で生産と雇用が増大するのかを、論駁の余地のないように明らかにする。
目次
第1章 デフレの即効薬は金融政策
第2章 金融政策はストック市場からどのように波及するのか
第3章 貨幣がなぜ実質変数を動かすのか
第4章 資産市場はどのように実体経済を動かすのか
第5章 貨幣と金利との関係はどうなっているのか
第6章 財政政策は有効か
第7章 金融政策運営の望ましい枠組みとは何か
第8章 日本のケインズ主義に貨幣理論がないのはなぜか
著者等紹介
岩田規久男[イワタキクオ]
学習院大学経済学部教授。1942年生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。上智大学経済学部講師、同助教授、同教授を経て、1998年より現職。専攻は金融論、経済政策及び日本経済論。主著、『土地と住宅の経済学』(日本経済新聞社、1977年:エコノミスト賞)、『昭和恐慌の研究』(編著、東洋経済新報社、2004年:第47回日経・経済図書文化賞)など
浜田宏一[ハマダコウイチ]
イェール大学名誉教授。1936年生まれ。東京大学法学部、経済学部卒業。イェール大学Ph.D.(経済学)。東京大学経済学部教授を経て、1986年よりイェール大学教授。2001~2003年内閣府経済社会総合研究所長。2012年内閣府参与。専攻は金融、国際金融、法と経済学
原田泰[ハラダユタカ]
早稲田大学政治経済学術院教授。1950年生まれ。東京大学卒業、ハワイ大学経済学修士。学習院大学経済学博士。経済企画庁国民生活調査課長、同海外調査課長、財務省財務総合政策研究所次長、内閣府経済社会総合研究所総括政策研究官、大和総研専務理事チーフエコノミスト等を経て、2012年より現職。専攻は経済政策。主著、『日本国の原則』(日本経済新聞出版社、2007年:石橋湛山賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
jj
takao
ゐたふ
kurosuke
YayoiM