内容説明
個別企業の利益率と所属産業の平均利益率との相対的な関係を観察し、合わせて時系列動向を観察することにより、企業の利益率が産業の平均水準に向けて回帰するか否かを検証。著者の10年来のテーマをまとめた研究成果である。科学としての会計学はどのように構成されるべきかを明らかにする。
目次
研究の主題
予備的考察と基本的分析
ノンパラメトリック分析
年度別分析
産業別分析
企業別分析
非線形性の分析
頑健性テスト
中央値への回帰傾向
係数パネル・データのメタ分析
誤差修正モデル
研究の総括
著者等紹介
大日方隆[オビナタタカシ]
1985年東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科進学。1990年横浜国立大学経営学部専任講師、助教授を経て、1994年東京大学より博士(経済学)の学位を取得。1998年東京大学大学院経済学研究科助教授、准教授を経て、2008年東京大学大学院経済学研究科教授となり、現在に至る。企業会計審議会専門委員(2000年~)。『企業会計の資本と利益』(単著、森山書店、1994年、日本公認会計士協会学術賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。