内容説明
会計理論研究の存在意義を問い直す。会計理論研究はなにを探求するものなのか。その研究成果は社会とどのような関連をもつのか。
目次
会計基準と基準研究のあり方―整合性・有用性・規範性
ハイエク‐ヒックス所得概念と学問としての会計の可能性
のれんという異物
自己創設のれんの認識―1900年前後の議論を中心として
自己創設無形資産の情報価値
排出枠と排出量取引に関する会計
簿記の論理的再構成の研究―斎藤静樹著『企業会計』(東京大学出版会)の簿記論への注釈
財務会計における認識と測定―フローとストックの規定関係
会計における認識規準の客観化―IASB・FASB収益認識プロジェクトの再検討
継続的な関与と売却益の認識〔ほか〕
著者等紹介
大日方隆[オビナタタカシ]
1960年生まれ。東京大学大学院経済学研究科第2博士課程修了。東京大学大学院経済学研究科教授、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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