コンプライアンス経営―バーナード/ドラッカーの理論と日本経団連の実践要請

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 165p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784502388101
  • NDC分類 335.15
  • Cコード C3034

内容説明

コンプライアンス(compliance)の問題が、企業あるいは企業を含む各種の経営体の大きな問題の一つとして、多くの人々に注目され、論じられるようになってきている。ところで、コンプライアンスの概念は、広義にもなってきている。当初は法令等の遵守だけであったが、現在では、経営倫理・経営理念・社会的責任などの行動準則も含まれる場合が生じている。本書では、このような広い概念に基づいて、コンプライアンス経営を考察していく。

目次

第1章 行動準則的(倫理的)存在としての人間と経営体―バーナードとセルズニックの理論の場合(個人準則と組織準則―バーナード自身による掲示例;準則間の対立とその克服失敗による人格的問題や組織的管理的問題の発生;準則間対立克服(統合)と準則浸透と組織情熱―管理職位の準則・倫理面と準則的・道徳的な創造)
第2章 社会的・統治的・事業的・経済的制度としての経営体の理念―ドラッカー理論の場合(経営体の社会的制度面とその経営理念;統治的・事業的・経済的な経営体面と組織や管理の理念;経営体の良心(conscience)職能のための組織と管理)
第3章 日本経済団体連合会の「企業行動憲章」―コンプライアンス経営実践の要請(日本経団連:企業行動憲章の制定とその変遷;日本経団連:企業行動憲章(平成16(2004)年5月18日改定))

著者等紹介

河野大機[コウノダイキ]
1942年12月神奈川県小田原市に誕生。一橋大学商学部・商学研究科修士課程を経て、1971年7月同博士課程を中退(採用内定のため)。1971年8月福島大学に採用(9年8ヵ月在職)。その後、千葉大学(8年)・多摩大学(9年)に採用。1995年5月博士(経済学)東北大学より授与。1998年4月東北大学経済学部経営学科教授に採用。2006年3月東北大学大学院経済学研究科を定年退職(名誉教授)。2006年4月東洋大学経営学部経営学研究科教授に採用(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。