出版社内容情報
フィンテック法制の考察にあたってはグローバルな視点が重要である。米国・欧州・日本の法制度を分析。
内容説明
リーマン・ショックを契機に、世界の金融規制は統一され、特に、米国主導でグローバル金融制度が整備されることとなった。フィンテック法制も、グローバル金融法制の動向に大きな影響を受けると考えられるため、グローバルな視点を重視して考察を進めることが重要である。そのような背景から、本書では、グローバル比較を重視し、かつ個別業法よりもコーポレートガバナンスや財務会計など企業の経営戦略にかかわる事象を重視して記述している。
目次
第1章 フィンテックとは何か
第2章 グローバル金融制度とフィンテック
第3章 米国のフィンテック法制の整備と展望
第4章 欧州のフィンテック法制の現状と展望
第5章 日本のフィンテック法制の現状と展望
第6章 仮想通貨と決済の法制度
第7章 フィンテックで変わるコーポレートガバナンス
第8章 フィンテックで変わる財務会計
著者等紹介
藤田勉[フジタツトム]
一橋大学大学院国際企業戦略研究科特任教授。一橋大学大学院国際企業戦略研究科博士課程修了、博士(経営法)。シティグループ証券顧問、SBI大学院大学金融研究所所長、一橋大学大学院フィンテック研究フォーラム代表。経済産業省企業価値研究会委員、内閣官房市場動向研究会委員、北京大学日本研究センター特約研究員、シティグループ証券取締役副会長などを歴任。2006~2010年日経アナリストランキング日本株ストラテジスト部門5年連続1位。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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