内容説明
本書は、企業会計の定型的な体系にそって8つの章から構成している。各章の節を編成するにあたっては、近年の企業会計のトレンドを念頭においてテーマを選定した。各章では、第1節でその章に関わる国際会計基準もしくは主要国の会計基準の動向と内容を説明し、以下の各節には、それぞれの章に属する主要テーマを配置した。国際会計基準と日本の企業会計基準の最新の動向の解説書であると同時に、そうした動向に理論的な評価を加える研究書でもある。
目次
第1章 企業会計の基本問題
第2章 資産会計のアポリア
第3章 負債・資本会計のアポリア
第4章 損益会計のアポリア
第5章 企業結合とのれんの会計
第6章 デリバティブとヘッジの会計
第7章 未履行契約とオフバランス取引の会計
第8章 日本の制度会計の展望