内容説明
世界から信頼される企業であるために求められることは、経営者の意識改革。さらには、法制度の見直し、金融市場からの評価、社外役員や開示による経営監視などの諸論点について、第一線で活躍する専門家が、現実と課題を明らかにする。
目次
第1章 上場会社に求められるコーポレート・ガバナンスの向上
第2章 資本市場とコーポレート・ガバナンス
第3章 会社法制における親子関係見直しの論点
第4章 コーポレート・ガバナンス論の系譜
第5章 「親子上場」問題について
第6章 コーポレート・ガバナンス―会計不正を許さぬ仕組み
第7章 金融・資本市場の発展に向けたガバナンスの役割
第8章 金融システムとコーポレート・ガバナンスの改革
第9章 経済理論から見たコーポレート・ガバナンス
著者等紹介
神田秀樹[カンダヒデキ]
東京大学法学部卒業。昭和52年4月東京大学法学部助手、昭和55年4月学習院大学法学部講師、昭和57年4月同助教授、昭和63年4月東京大学法学部助教授を経て、平成5年5月から東京大学大学院法学政治学研究科教授。専門分野は、会社法、商法、証券法、金融法。現在、金融審議会委員、法制審議会臨時委員、東京証券取引所「上場制度整備懇談会」委員、日本証券業協会「自主規制会議」委員などを務める
小野傑[オノマサル]
東京大学法学部卒業。昭和50年司法試験合格、昭和53年東京弁護士会登録。昭和57年ミシガン大学ロースクール卒業(LL.M)、昭和58年ニューヨーク州弁護士資格取得。現在、西村あさひ法律事務所パートナー。平成11年早稲田大学大学院法学研究科講師、平成17年早稲田大学法科大学院客員教授、平成17年一橋大学法科大学院講師、同年京都大学大学院法科大学院講師、平成19年東京大学公共政策大学院客員教授、平成21年東京大学法学政治学研究科客員教授
石田晋也[イシダシンヤ]
東京大学経済学部卒業。平成2年大蔵省入省。カリフォルニア大学サンディエゴ校大学院留学、IMF日本理事室、大蔵省大臣官房調査企画課、青森県、金融庁監督局、財務省主計局など経て、平成18年金融庁監督局総務課課長補佐、平成19年金融庁総務企画局総括企画官。平成20年金融担当大臣秘書官、同年総務企画局保険企画室長。平成21年7月より東京大学公共政策大学院客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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