ワトソン 遺伝子の分子生物学 (第5版)

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  • サイズ A4判/ページ数 780p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784501621209
  • NDC分類 467.2
  • Cコード C3045

出版社内容情報

「ゲノム」と「遺伝子の調節」を中心に書き直された17年ぶりの大改訂!

*「遺伝子からゲノムへ」<監訳にあたって>より
17年間という長い時間を経て登場したこの古典は、伝統をきちんと守りながら新しい姿を見せるものとして改訂されていた。この間の最大の変化は、なんといっても”遺伝子からゲノムへ”である。分子生物学の歴史を振り返ると思いもかけない展開と急速な進歩の連続であったが、その中でもゲノムへの展開は生物学を変えるものになったといっても過言ではない。第5版はそれをはっきりと示しており、生命現象を「ゲノムの働き」で理解するという姿勢が明確に出ている。つまり、第5版『ゲノムの分子生物学』ともよぶべき新しい教科書なのである。学問の流れを的確に捉えて、知識をまとめると同時に将来を見通すワトソンの能力は相変わらず冴えている。ゲノム時代のDNAの基礎となる教科書として、今後多くの人に使われることになるだろう。<中村桂子>

内容説明

「ゲノム」と「遺伝子の調節」を中心に書き直された17年ぶりの大改訂。

目次

第1部 化学と遺伝学(メンデルの見た世界;核酸が遺伝情報を伝える ほか)
第2部 ゲノムの維持(DNAとRNAの構造;染色体、クロマチン、ヌクレオソーム ほか)
第3部 ゲノムの発現(転写のしくみ;RNAスプライシング ほか)
第4部 調節(原核生物における遺伝子調節;真核生物における遺伝子調節 ほか)
第5部 方法(分子生物学の研究技術;モデル生物)

著者等紹介

ワトソン[ワトソン][Watson,James D.]
1968~1993年にCold Spring Harbor研究所所長、現在は同研究所の会長。Chicago大学で学んだ後、1950年にIndiana大学で学位(Ph.D.)を取得。1950~1953年にCopenhagen大学と英国のCambridge大学で研究に従事。Cambridge大学留学中に開始した共同研究で、1953年にDNAの二重らせん構造を解明するに至る(この発見により、Francis Crick,Maurice Wilkinsとともに1962年ノーベル賞を受賞)。1953年にCalifornia工科大学、1955年にHarvard大学に移り、1976年まで教鞭を執るかたわら、RNA合成とタンパク合成の研究を行う。1989~1992年、米国立衛生研究所(NIH)の国立ゲノム研究センター初代所長

Baker,Tania A.[BAKER,TANIA A.][Baker,Tania A.]
現在、Massachusetts工科大学(MIT)の生物学部門のWhitehead教授、兼、Howard Hughes医学研究所の研究員。Wisconsin大学(Madison)で生化学を専攻、卒業。1988年にStanford大学で生化学の学位(Ph.D.)を取得。大学院ではArthur Kornbergの研究室において、DNAの複製開始の機構と調節をテーマに研究。学位取得後、NIHの水内清博士の研究室において、DNAにおける転位の機構と調節を研究。現在の研究テーマは、遺伝的組換えの機構と調節、酵素によるタンパク質の変性、ATP依存タンパク分解である。米国微生物学会から2001年にEli Lilly研究賞を、また2000年に、MITの学部における教育活動に対してMIT科学スクール学部教育賞を受賞

Bell,Stephen P.[BELL,STEPHEN P.][Bell,Stephen P.]
MITの生物学部門の教授兼Howard Hughes医学研究所の副研究員。North Western大学で生化学・分子生物学・細胞生物学科および統合科学プログラムコースを卒業。1991年に、California大学Berkeley校で生化学で学位(Ph.D.)を取得。大学院ではRobert Tjian博士の研究室で、真核生物における転写を研究。学位取得後は、Cold Spring Harbor研究所のBruce Stillman博士の研究室で真核生物におけるDNA複製の開始を研究。現在、真核生物染色体の倍加を制御する機構を研究中。2001年にASBMB‐Schering Plough科学賞、1998年にMITの学部での優れた教育活動に対して贈られるEverett Moore Baker記念賞を受賞

Gann,Alexander[GANN,ALEXANDER][Gann,Alexander]
現在、Cold Spring Harbor研究所出版部の編集主査、兼、同研究所のWatson生物科学スクールの教員。University College Londonで微生物学を専攻、卒業。1989年にEdinburgh大学で分子生物学で学位(Ph.D.)を取得。大学院では、Noreen Murrayの研究室において制限酵素のDNA識別をテーマに研究を行う。学位取得後はHarvard大学のMark Ptashneの研究室で転写調節の研究を行い、その後University College LondonにあるLudwig癌研究所のJeremy Brockesの研究室に移り、イモリの肢の再生の研究を行う。1996~1999年、英国のLancaster大学の講師を経て、Cold Spring Harbor研究所へ移る

Levine,Michael[LEVINE,MICHAEL][Levine,Michael]
現在、California大学Berkeley校の分子細胞生物学部門の教授、兼、統合ゲノミクスセンター所長。California大学Berkeley校遺伝学科卒。1981年、Yale大学分子生物物理・生物化学科でAlan Garenの下で学位(Ph.D.)を得る。1982~1984年、Walter GehringとGerry Rubinとともにポスドクとして、ショウジョウバエの発生の分子遺伝学的研究に従事。現在、Levine教授が率いる研究グループは、ショウジョウバエとホヤの胚の原腸陥入に関する一連の遺伝子の研究を行っている。California大学Berkeley校の遺伝学・発生学部門のF.Williams主任教授である。1996年、米国立科学アカデミーから分子生物学部門のMonsanto賞を贈られる。1996年、米国芸術科学アカデミー会員、1998年米国立科学アカデミー会員に選出される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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gonta19

3
仕事がらみで購入 2010/6/4~2011/3/22 分子生物学を学ぶなら避けて通れない名著。2011/03/22

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