地圏の環境

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  • サイズ A5判/ページ数 272p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784501618308
  • NDC分類 613.5
  • Cコード C3051

出版社内容情報

本書では既刊の「水圏の環境」,「大気圏の環境」に続いて地圏の環境問題,つまり,土壌圏の環境問題を採り挙げる。土壌汚染の問題は,かつては鉱山からの廃水や排気ガス中に含まれる強い毒性をもつ重金属による,局所的な汚染問題が主なものであった。しかし,近年では工場からの有機物質の漏出や,環境に与えるインパクトは小さいものの下水・農薬・肥料などによる広範囲な汚染問題が深刻化していることが特徴である。本書では,このような土壌圏の環境問題を基礎から最近の知見までを幅広く採り挙げ,土壌環境の成り立ちと現状を幅広い読者層に理解していただくことを目的としている。その為に,「物知りになろう」,「もっと詳しく学ぼう」などのコーナーを多く設け,読者の興味を引くよう配慮した。有り難いことに有能な共著者を得て初期の目的をある程度達成できたと考える。本書が環境問題を考える上でわずかなりとも世のお役に立てればと願う。本書の出版に当たり東京電機大学学術研究奨励金(学術研究援助:研究成果出版費)より援助を受けた。記して感謝の意を表します。
西暦2001年1月1日(松風台にて)有田 正光

第1章 地圏環境の基礎1
1-1 地圏の概略
 1-1-1 地球の内部構造
 1-1-2 風化と陸地の形成
 1-1-3 土壌と形成と分布
1-2 土粒子と土の特性
 1-2-1 土の特性を表すパラメータ
 1-2-2 土の粒土分布と分類・性質
1-3 飽和土中の地下水の流れ
1-3-1 ダルシーの法則と透水係数
1-3-2 地下水流の基礎方程式
1-4 土中の水移動
 1-4-1 飽和領域と不飽和領域
 1-4-2 土中の水分移動
 1-4-3 不飽和土中の水分移動
1-5 土中の物質・ガスの移動
 1-5-1 物質・ガスの移動経路と拡散・分散
 1-5-2 物質。ガス移動の基礎方程式
1-6 水循環と水分現象
 1-6-1 降雨・浸透および流出
 1-6-2 流出特性
1-7 地表面からの蒸発と熱収支
 1-7-1 地表面における熱収支
 1-7-2 顕熱輸送・浸熱輸送
 1-7-3 地中の温度変化
1-8 大気圏と地圏環境の関わり
参考文献
演習問題
第2章 地圏環境と生物・化学的特性
2-1 土の構成
2-1-1 固相の無機物
  2-1-2 固相の有機物
  2-1-3 土壌中の液相・気相
2-2 土壌の化学的性質
 2-2-1 イオン交換と吸着
 2-2-2 化学平衡と酸化還元
2-3 土壌中の生物
 2-3-1 土壌中の様々な生物
 2-3-2 土壌微生物と物質循環の基礎
2-4 土壌汚染
 2-4-1 重金属汚染
 2-4-2 農薬による汚染
 2-4-3 廃棄物と土壌汚染
参考文献
演習問題
第3章 植生と地圏環境3 ワンチップマイコンTMPZ84C015
3-1 土壌生態系の分類と植生
 3-1-1 土壌・植生の分類と分布
 3-1-2 自然土壌
 3-1-3 耕地土壌
 3-1-4 土壌生態系と土壌生物
3-2 作物生産と土壌生態系の機能
 3-2-1 環境変化と作物生産
 3-2-2 耕地土壌の物質循環と環境管理
 3-2-3 人為的環境制御のよる作物生産
3-3 地球環境の変化による土壌の劣化
 3-3-1 地球温暖化と土壌環境
 3-3-2 酸性雨と土壌環境
 3-3-3 土壌の砂漠化と塩類化
 3-3-4 森林伐採と土壌環境
 3-3-5 農薬汚染と対策
3-4 土壌環境の改良と保全
 3-4-1 土壌改良と縁化法
 3-4-2 バイオ技術を利用した汚染土壌の処理
 3-4-3 人工地盤の縁化
参考文献
演習問題
第4章 土壌中の水と物質の動態
4-1 土壌における混相流
4-1-1 非水溶性液体の動態
  4-1-2 単相流と混相流
  4-1-3 流体移動の基礎方程式
  4-1-4 体積含有率と透過係数
4-2 土壌中の物質輸送
 4-2-1 物質輸送の概略
 4-2-2 物質・ガスの輸送フラックスと分散方程式
 4-2-3 土壌中における分散現象
 4-2-4 吸脱着
 4-2-5 揮発と溶解
 4-2-6 微生物分解
 4-2-7 数値解析例
4-3 土壌・地下水汚染と修復
 4-3-1 地下水・土壌汚染の原因物質と環境基準
 4-3-2 土壌・地下水汚染の動向と環境基準
 4-3-3 汚染源の相違による汚染の特徴
 4-3-4 汚染された地下環境の修復技術
参考文献
演習問題
第5章 流域の環境予測モデル
5-1 水環境予測モデル
 5-1-1 集中型モデルと分布型モデル
 5-1-2 GISを利用した水環境モデル
5-2 流域環境の予測モデル
 5-2-1 汚染物質の取り扱い
 5-2-2 熱汚染問題
 5-2-3 生態環境モデル
参考文献
演習問題
演習問題の解答
索 引

内容説明

本書では既刊の「水圏の環境」、「大気圏の環境」に続いて地圏の環境問題、つまり、土壌圏の環境問題を採り挙げる。また、本書では、土壌圏の環境問題を基礎から最近の知見までを幅広く採り挙げ、土壌環境の成り立ちと現状を幅広い読者層に理解していただくことを目的としている。その為に、「物知りになろう」、「もっと詳しく学ぼう」などのコーナーを多く設け、読者の興味を引くよう配慮した。

目次

第1章 地圏環境の基礎
第2章 地圏環境と生物・化学的特性
第3章 植生と地圏環境
第4章 土壌中の水と物質の動態
第5章 流域の環境予測モデル

著者等紹介

有田正光[アリタマサミツ]
東京電機大学理工学部建設環境工学科教授

江種伸之[エグサノブユキ]
和歌山大学システム工学部環境システム学科助教授

中井正則[ナカイマサノリ]
東京電機大学理工学部建設環境工学科助教授

中村由行[ナカムラヨシユキ]
運輸省港湾技術研究所海水浄化研究室室長

平田健正[ヒラタタテマサ]
和歌山大学システム工学部環境システム学科教授

吉羽洋周[ヨシバヨウシュウ]
(株)日立製作所中央研究所主任研究員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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