内容説明
皇后陛下・美智子さまの御歌集。刊行10年を経てさらに、手にとり読みやすく、思い出のお写真も豊富に添えた新装版。昭和34年~平成8年。
感想・レビュー
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ochatomo
11
歌人として高い評価を得ている美智子さま1959年から1996年まで38年間367首 岩野喜久代氏の熱心な要請により出版された旧版のソフトカバー 特に印象深かった歌は、昭和43年「赤色土(テラ・ロッシャ)つづける果ての愛(かな)しもよアマゾンは流れ同胞(はらから)の棲む」、昭和44年「砂丘はも生けるが如く動きしと若き学徒は遠き目に云ふ」、昭和45年「茶畑の白き小花のつつましも照り葉のかげり受けて花咲く」、平成5年「うつつにし言葉の出でず仰ぎたるこの望(もち)の月思ふ日あらむ」 元本1997年 2007刊2019/10/07