内容説明
鉄鋼業の生産管理の実務に長年携わり、そこで得られたものを体系化、理論化しようと試みるなかからこの書は生れた。当時は、そして現在でもその傾向にあるが、生産管理の研究、文献は多くあっても鉄鋼業の生産管理の考察に直接役だつものは少なく、実際の職務にある者は自ら業務も理論も構築していかねばならなかった。ただし、本書は経験をそのまま記述したものではなく、研究する側に立ちなおして、普遍化、抽象化と評価、位置づけを行った。
目次
序章 鉄鋼業の生産管理の特徴
第１章 近代的管理の始まり
第２章 経済の高度成長と競争の激化
第３章 現代的管理の始まり
第４章 オイルショックと経済の低成長化
第５章 産業環境変化への対応
著者等紹介
夏目大介［ナツメダイスケ］
昭和３３（１９５８）年東京大学法学部卒業。昭和３３（１９５８）年八幡製鐵（株）（現・新日本製鐵）入社。生産管理業務、システム業務および総務・組織、企画、秘書、外資、海外技術協力の職務を２７年間歴任。その間、八幡製鐵所戸畑製造所の立ち上げおよび八幡製鐵所八幡製造所設置、君津製鐵所建設、上海宝山製鉄所建設協力などのプロジェクトに携わる。昭和６０（１９８５）年日本衛星放送（株）発足により転任。ＷＯＷＯＷ開局、セキュリティーセンターなど衛星放送関係業務に１５年間従事。平成１２（２０００）年山九（株）監査役就任。社外監査役業務に３年間従事。敬愛大学経済学部講師。中小企業診断士（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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