出版社内容情報
むかし、ある村にピエリーノという元気な男の子がいました。
ある日、ピエリーノがりんごを食べていると、こわそうなおばあさんがきて「あたしにもりんごをわけておくれ」。
ピエリーノは用心していましたが、つかまってふくろに入れられてしまいます。
そう、おばあさんは魔女だったのです。
しかし、うまくにげだし、代わりに石をつめておいたので、魔女をおこらせてしまいます。
つぎの日、しらないおばあさんがピエリーノに近づき…。
スズキコージさんの迫力のある絵で物語に引き込まれます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
22
スズキコージさんの絵のインパクトのわりに、二度も魔女に騙される少年と、魔女としてはあまり強さを感じないおばあちゃんの物語のように感じました。 袋の中身が入れ替わったことに気づかない魔女、あまり怖くなかったけれど、小さい子にはちょうどいいのかもしれません。 絵の方が怖いかもしれません。2021/10/10
遠い日
10
12場面の紙芝居。イタリアの民話。魔女とピエリーノの台詞のやりとりが芝居がかっていて、これは聞く方も気合が入るのではないかしら。ピエリーノの知恵と作戦が魔女を小気味好くやっつける。スズキコージさんのおどろおどろしいのにどこかユーモラスな絵もいつもながらみごと。2021/09/10
そらこ
4
イタリアの昔話『みどりの小鳥』の「袋のなかの男の子」を大幅に短縮し脚色と、印されている。魔女から一度ならず2度までも逃げて、追い払ってしまう男の子のはらはらするお話はとても楽しい。スズキコージさんの絵は、色も線もギラギラしていて、でも、はっきりと場面がわかる。はらはら、どきどきが十二分に伝わる。年長さんから低学年に。リンゴがでてくるので秋に。読み聞かせ8分。2023/10/27
みやちゃん
1
大好きなスズキコージさんの紙芝居。大きな絵に大満足。紙芝居だけど購入。紙芝居って絵本とほとんど金額変わらないけど満足度高し‼️2021/12/04