出版社内容情報
病気の坊やを死神にうばわれた母は、自分の美しい目も髪もうちすてて死神を追い、ついに坊やをとりかえす。気高い母の愛を描く。 昭和25年度文部大臣賞
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そら
37
職場で演じました。「どうなっちゃうの?と、ドキドキしたわ 〜。」と感想を言ってもらえました😊。昭和25年文部大臣賞。アンデルセン童話。岩崎ちひろさんの絵。小学校でもいけそう。2022/10/05
ヒラP@ehon.gohon
19
死神に連れ去られた母親は、我が子を取り戻すために何をすることができるのだろう。 子どもを取り戻すために、自分の眼も髪も差し出す母親の話です。自分の命まで差し出すというのです。 死神に見せられた子どもの将来を持っても、母は素晴らしい決断をしました。 不幸であれ幸福であれ、生きていることが大事だというのです。 辛いことがあっても、子どもはそれを乗り越えていく力を持つに違いないというのです。 アンデルセンの原作ですが、お話の結末は変えられました。 母と子の強い絆に感動しました。 母の日に演じたい紙芝居です。2022/05/09
ヒラP@ehon.gohon
13
子どもに読むというよりも、母親に考えさせるお話かもしれません。 途中までアンデルセンの「母親」のお話をイメージしたのですが、究極の選択を迫られて葛藤するアンデルセン版よりも、救いと母親の強さを感じられるこちらの話の方が、自分は好きです。 それにしても、母親の愛情の強さを痛感します。2018/05/17
おはなし会 芽ぶっく
10
4年生ブックトーク授業で『妖精が丘』 https://bookmeter.com/books/150570 でアンデルセンのおはなしを、と演じました。2021/12/15
遠い日
7
16場面の紙芝居。絵の「岩崎ちひろ」にその表記とともに、あの「いわさきちひろ」さんの絵とは思えないタッチに戸惑いながら読んでいくと、解説に当たることばに、ちひろさんの「いわば処女作ともいうべき」作品だとあり、ようやく納得できました。アンデルセンのお話で、母の愛の深さ、究極の選択の上での子への希望に、切なく迫るものがありました。2022/02/28