出版社内容情報
砂漠の国の姫シェーラは、魔法使いのファリードと一緒に、石に変えられた国を救う旅に出た…。
内容説明
怪力のかわいいおひめさまシェーラ、気のよわい魔法つかいの男の子ファリード、そして、どろぼうの親分である少年ハイル。―三人は、魔法つかいサウードの野望のために石に変えられたシェーラザードの国を救うべく、のろいをとく方法をもとめて、さばくを旅します…。「シェーラひめのぼうけん」シリーズ第一作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nana
22
図書館:可愛くて優しくて純粋な乙女なのに怪力なお姫様の冒険(^^)面白かったです、続きも読もうと思います。2017/12/06
紫伊
21
幼いころ大好きだったシリーズ。ろばと男の子を担げちゃうくらい怪力で世間知らずな純粋なお姫様と弱気な魔法使いの男の子。想像以上に記憶がなく、とても新鮮な気持ちで読んだ。アラビア風な世界観もとても好きで、今もそちらの方の地域に憧れがあるのはここら辺がきっかけだったのかなと思った。魔法の地図、どろぼうの男の子、石の呪い、ななつの鍵、魔法の杖…、わくわくするものが詰まっている。魔人の女の子ライラの「あなたはわたしになにをくださいます？」に対するシェーラ姫の回答がすごく好き。ラストのシーンも好き。 2019/09/19
ゆり
13
悪い魔法使いに石に変えられてしまった国を救うために旅に出た、シェーラ姫とおつきの魔法使いの少年ファリード。可愛くてお転婆で力持ちで心優しいシェーラ姫が何か言葉であらわせない魅力を持っていてきゅっと心をつかまされてしまいました。ちょっと気弱でシェーラ姫命なファリードも良いですね！村山先生の書かれるファンタジー世界はやはりとても魅力的で言葉の響きが美しく魔法のひとつとってもよく練られ設定されているんだなと感じます。魔人ライラも素敵！目玉焼きの実験をしてみようとする遊び心も楽しいね。2016/01/01
小梅さん。
9
もう、冒頭から、シェーラに振り回されるファリードにクスクス笑いっぱなし。で、ロバをせおっちゃうとか、シェーラってばどんだけ力持ちなの(笑) 日傘になったファリードに、他のものを日傘に変えるという選択肢は？と内心つっこんだり。 スリの坊やとその兄貴分ハイルとの出会いも愉快。 魔神のライラも魅力的。 みんなで力を合わせて、悪い魔法使いの呪いをとかなくちゃ！ さあ、冒険のはじまり、はじまり。2016/07/03
りかこ
7
小学生の頃一番好きだったシリーズの一作目。10年ぶり(それ以上？)に手に取りましたが、この本が好きだった自分の感性はまだ失われていなかったみたいで安心しました。小さくても気高い魂を持った王女様とそれに惹かれていく泥棒の少年＋ちょっと頼りない魔法使いの幼馴染の男の子。国を救うために世界に散らばる鍵を集めに行くなんてワクワクしない訳がないです。昔は文庫本なんて結構分厚いものを読んでいるんだぞって気持ちがあったのに、今読んでみるととても短く感じるのはやはり歳のせいなのか…(笑)2015/12/06
