内容説明
トゲトゲがある“とげとげ”の体。ちょっと姿が違うだけで、いつもみんなにいじめられていましたが、ある日、サルにいじめられているところをヤマアラシのトムに助けられ…。
著者等紹介
内田麟太郎[ウチダリンタロウ]
1941年福岡県大牟田市生まれ
佐藤茉莉子[サトウマリコ]
1985年山形県鶴岡市生まれ。東北芸術工科大学情報デザイン学科卒業。グラフィックデザイナーの上條喬久の指導の下、絵本制作を学び、絵本の仕事をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
42
体中にとげがあり皆にいじめられていたとげとげ。ありのままを受け入れてくれる人と出会い、理解してもらえる喜び。自己肯定感の大切さを学べる1冊。2017/03/18
かおりんご
40
絵本。大人向けな気がするな。途中からは、恋愛モードに入っちゃうし。いつか、自分の人を受け入れてくれる人が現れるし、とげとげしなくても大丈夫だよというメッセージなのでしょうか?2015/01/26
のぶのぶ
32
とげとげがあっても、そのとげとげをねかせて、くてろげる相手を見つけること、大事だね。自分の弱味を見せられる、さらしても大丈夫、そんなところも好きだと言ってくれる、言える相手がいるって、幸せだね。 2018/08/16
どあら
25
図書館で借りて読了。切なくなりました…(/_;)(5分3秒、3年生以上)2020/03/09
わむう
18
内田麟太郎さんの作品なので手に取りました。体中にとげがあり動物たちにいじめられている女の子とげとげ。猿に突き飛ばされ助けを求めた時にヤマアラシの男の子が助けに来てくれます。実はヤマアラシくんは毎日とげとげがいじめられているのを見ていたのに勇気がなくて助けてあげられなかったと謝ります。「助けて!」と叫びながらも「誰も自分を助けてくれる人なんかいない」と絶望するとげとげの悲しさや傷つけられるたびにとげがあり伸びていく所は今いじめられている人たちの辛さなんだと思いました。2018/10/24