感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
67
高田宏さんがご自身の好きな詩歌や散文を集めた本です。冒頭に置かれたタゴールの言葉がこの本を借りる決め手になりました。紹介します。「どの赤ん坊も、神はまだ人間に絶望していないというメッセージをたずさえてくる。」「神は、人間がその幼児を知恵の中で取り戻すように待ち望んでいる。」大人になると、人は知恵を働かせなければ幼児がたずさえてきた神のメッセージを忘てしまうのかもしれません。「いわさきちひろとタゴールのあいだに、なにか見えない糸のようなものがあって、お互いをつないでいるような気がします。」にも頷けます。2022/04/10
光
6
インドの詩人ラビンドラナート タゴール。 アメリカの社会学者エリーズ ボールディング。 金沢生まれの詩人室生犀星 。 沈黙の春の作者レイチェル カーソン。 。 あまりよく知らない方々でしたが、いわさきちひろさんの繊細で優しさに溢れている絵がぴったり合っていて詩や文章が、すっと入ってきました。ちひろさんの絵は本当に素敵です。2015/04/24