内容説明
おとなしくてひっこみじあんのユキと、元気いっぱいのかなちゃん。ほいくえんのころからずっとなかよしでした。でも、小学校に入学してからすこしずつ、かなちゃんがはなれていってしまったようで、ユキはさびしい気もちでいっぱいでした。(かなちゃんとなかよしにもどれますように)ユキはまいにちクスノキにおねがいしました。
著者等紹介
山本悦子[ヤマモトエツコ]
1961年愛知県生まれ。「ももたろう」同人
大島妙子[オオシマタエコ]
1959年東京都生まれ。出版社勤務を経て絵本を描きはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつばちい
4
再読。自分のしてしまったことを反省し、自分の口から事実をつたえ謝るというプロセスが無理なく伝わる本。2017/02/03
ばななメロン
2
低学年向け児童読み物。 小学校二年生のユキとかなちゃんのおはなし。 挿絵も多く、漢字にふりがなもあるので読みやすいです。 作者・山本悦子さんの『がっこうかっぱのイケノオイ』も面白くてオススメです。2022/05/24
読書国の仮住まい
2
二年生のユキはクスノキにお願いする毎日。 かなちゃんとまた仲良くなれるように。 保育園からの付き合いだが、かなちゃんは小学校でクラスの仲良しを見つけてそちらで遊びに出掛けてしまう。 そんなある日、人気のあるアニメのお絵かきをする約束をするが、来週行われるドッジボール大会でかなちゃんは忘れてしまう。 そこで外に行けないようにクスノキの根元に靴を隠してしまう。 クラス総出で探し回ることになる一大事。 ユキはクスノキの元を探すが見つからない。 そこへしょうのさん、という老婆が。 失せ物を見つけるには呪文が必要。2021/03/23
とりじまカラス
2
くつを隠した側の子どもが主役のお話。 悪いことをした方を主役にすることで、心の葛藤を子どもにもわかりやすく描いています。 また物語中のナゾをあえて答え合わせしないで、読者に考えさせる姿勢は、子どもをちゃんとした一人の読者として扱っていると感じさせました。2018/11/10
NakaTaka
2
2年生の女の子ユキが主人公。2年生になって保育園で仲良しだったかなちゃんと同じクラスになれたので、また以前のように仲よくお絵かきで遊びたいと思ったのに、かなちゃんはとても活発な子になっていて・・・学校のシンボルくすのき。そこに登場するおばあさん。靴隠しは学校では今も昔もよくあること。子供たちの心の動きをよく表現したお話だけど、おばあさんと秘密の部屋は。ハリー・ポッターと秘密の部屋のイメージ?まさかね。読者である子供はそんなふうに読まないだろうけど。2014/11/10