内容説明
亡霊、妖怪、人狼伝説…でも一番怖いのは人間!?ホラーの傑作6話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご
35
「バイパスの夜」の冒頭、雨にけぶる建物の描き方がすごいな。なるほどー、なるほどなー。客とタクシードライバーの言葉の攻防。本当に怖いものは、、、?「ウォビット」は「バンパイヤ」の実写のシーンを思わせる。「懐かしのあの番組」的なテレビ特番で何度も見た刷り込みがありますね。リアルタイムでバンパイヤを見てたわけじゃないけど、子供の頃に刷り込まれた記憶っていつまでも残るよね。2022/05/08
スイ
13
絶対めちゃくちゃ怖いから後回しにしよう…と思ったのだけど、私よりずっと手塚作品に詳しい夫に「(同時刊行の)“愛”とかのが怖いんじゃないの…」と言われ、ありそう…じゃあ先にこっち読もう、と手に取ったのだった。 うん、全然怖くない。 対象が小中学生だからもあってか、人外の何かにぞっとするより、人間の愚かさや哀しさにうなだれる作品ばかり。 面白かった。 冒頭の作品が一番好きかな…やるせないけど…。2021/03/07
遠い日
10
「手塚治虫からの伝言」シリーズ。6話収録。ホラーの味わいもそれぞれ異なり楽しいアソート。「いないいないばあ」の、どことなくユーモアをたたえた可笑しみ。「ウオビットー『メタモルフォーゼ』より」の、悲しい性。「はなたれ浄土」の温かみ。人は幸せを求めるものであるし、その幸せの源は自分の生き方にあるものだ。2020/08/18
shuco
0
ホラーだけど心温まるお話もありました。2021/04/10