内容説明
迷い悩み、愛し憎み、絶望し夢を抱く。みにくく卑小でありながら、かぎりなく気高く美しい人間の心―ヒューマニズム溢れる感動の六話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご
36
手塚治虫作品集。このシリーズは図書館に置いてあるのでついつい借りてしまうね。だってどれ読んでも沁みるもん。「べんけいと牛若」見た目と中身のギャップ、さらに思春期で変化していく心と体の悩みを扱ったお話がお気に入り。2022/01/30
スイ
16
「ホラー」がテーマの選集よりよっぽど怖かった…ひー…! ぎりぎりのところで、何を選択するか。 そこに表れる人間の浅ましさや温かさに、一話ごとに唸った。 これは繰り返し読みたいなー!2021/03/14
ともこ
10
迷った末に選んだ道が、思わぬ幸福をもたらしたり、その逆に悲惨な結末が待っていたり。様々な人生を描いた6編。どれもがまるで実写のドラマや映画を観ているように鮮やかだった。「ブラック・ジャック」「ミッドナイト」からの2編が、性善説を具現化したようで暖かい余韻が残った。2021/09/08
遠い日
7
「手塚治虫からの伝言」シリーズ。手塚治虫の描く人間は、どんな登場人物も息をしている。正義は描いても、押し付けがましくないのもいい。人としてどう在るべきか、どう生きるか、その提言だと思う。2020/08/04
Eri
6
人間って、信じたり信じられなかったりして人生が変わっていくものなんだなぁと感じた。 ブラック・ジャックはやっぱりやることがかっこいい!2022/04/26