出版社内容情報
戦争の時代に生まれた手?治虫は平和を願う心が人一倍強く、数多くの作品を残しています。平和への祈りが込められた6話を収録。
手? 治虫[テヅカ オサム]
著・文・その他
中野 晴行[ナカノ ハルユキ]
監修
内容説明
平和を願う心が人一倍強かった手塚治虫の祈りがこめられた六話を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご
37
手塚治虫作品集。手塚先生の戦争体験が大きく影響してるんかな。小中学生の頃読んだものがあるようなないような。当時オチがなくてスッキリしない話だなあと思った話だが、戦争にオチもへったくれもないよね。一般人が預かり知らぬところで始まって、奪われて、終わる。フィクションならストーリーがクソだな!と怒るところだ。現実で、しかもそこに生きてた人たちのやるせなさは計り知れんね。2022/01/16
遠い日
13
「手塚治虫からの伝言」シリーズ。6話収録。戦争や争いから見えてくる人間の本質。手塚治虫氏の叫びだ。2020/08/18
のり
13
平和な世の中、なのか、今は…と複雑な気持ちになる。ブラック・ジャックが読んでみたくなった。2018/07/26
まつじん
11
手塚治虫さんの意外な過去がわかります。2019/01/09
ムーミン2号
11
手塚作品からテーマを「平和への祈り」として集めたアンソロジー。「モンモン山が泣いてるよ」 「魔王大尉~B.J.」「ZEPHYRUS(ゼフィルス)」「0次元の丘」「墜落機~ザ・クレーター」「ゴッドファーザーの息子」の6編が収められている。戦争中が青春時代真っただ中だった手塚さんは、自伝的作品で多くこの頃の悲惨さを描いている。また、ベトナム戦争は氏のキャリアの中にすっぽり収まるためか、いくつかの作品でそれを描く。全5巻の「手塚治虫からの伝言」はテーマを策定してキラ星の如き手塚中・短編の名作を集めたシリーズ。2018/06/03