- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
零水亭
21
(小学生のとき、フォア文庫にて。初めて読んだ戦争物)ビックワンガムの大和(マストだけ銀メッキだったかな?)を2隻買って2隻の動き、別れを再現しました。 叩き上げの星山?少尉の言葉が一番印象的でした。 出撃時刻がずれるため、栗田艦隊の出航を見送ってくれた西村艦隊のその後の悲劇については「あとがき」で数行触れられているのみですが、この本で初めて知り、衝撃を受けました。
usanosuke
9
この本を最初に手に取ったのは小学校の図書館だったと思う。戦艦武蔵は言わずとしれた大和型戦艦の2番艦であり、浮沈艦と言われた大鑑巨砲主義のもと建造された日本海軍屈指の戦艦である。プラモデル世代の自分も軍艦の雄姿には少なからずカッコよさを覚え、大和や長門、赤城など熱心に作ったものだ。ただ、実際に大海の戦場で兵士たちが何を思い、どのようにして戦ったのか知る由もないわけで、この本で戦争の凄惨さを知るきっかけとなった衝撃の一冊だった。改めて読んでみると、児童書とは思えぬストレートな描写で子供たちに(続く)→2022/02/19
Sumiyuki
4
児童書なれど、侮るべからず。某豪華客船×私的ライアンの映画を見たような凄まじさ。2018/11/21
てんきゅ
4
武蔵が海底で発見されたというニュースを聞いて、手に取ってみました。大和の最後の本は読んだことがあったけど武蔵は初めてかな。実体験だけあって、とてつもなく凄惨な話。「おれたちの敵はアメリカじゃない、戦争を始めた日本の金持ちと軍部だ。」と言ってザクロのように身体が裂けて死んだ兵長。主人公の「もし生まれ変われるなら、戦争のない平和な、だれもが笑って暮らせる世の中に生まれてきたい。」と思いながら海に沈んでいった気持ちは、大切にしたい。 戦争が出来る国にしたくてたまらない人に読んで欲しいな。2015/03/16
かずちゃん
4
武蔵の水兵の実体験 最初からやられるのは、ほぼ確実に分かっていたようだ。今の時代だったらどうなのだろう 負けると分かってたら勝負しないのではないだろうか。最後は階級も何もなくなって非難する。海の中で丸太の 取り合いで、誰が味方だったのだろうと思ってしまう。2014/09/18