出版社内容情報
ビーコロは工場の中だけしか走れない、小さな蒸気機関車。修理にやってくるのは、力強いデゴイチや速く走れるシロクニなどの機関車たち。ある日、古くて美しい姿の機関車・ヨシツネが工場へやってきた。ヨシツネはビーコロが、思いきり外を走ってみたいという思いを持っていることを知り、ビーコロのために、他の機関車仲間や作業員さんたちにも協力をよびかけて、特別列車を走らせることになる。先頭はもちろんビーコロ！
内容説明
きかんしゃこうじょうにちいさなちいさなはたらきもののきかんしゃがいました。なまえはビーコロといいます。
著者等紹介
ミノオカリョウスケ［ミノオカリョウスケ］
美濃岡亮介。１９６１年兵庫県神戸市生まれ。滋賀大学教育学部美術科卒業。絵本や紙芝居作品多数。子どものための美術教育やワークショップにも取り組んでいる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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anne＠灯れ松明の火
38
新着棚で。ビーコロは工場の中だけしか走れない、小さな蒸気機関車。実はひそかな夢があり、仲間の応援で、叶えられることに……。細かく描きこまれた絵。何となく顔に見える感じ。乗り物好きの子は喜ぶだろう。2019/11/01
RX78
17
蒸気機関車ってかっこいい。昔からの憧れ。でも、走ってるのにはまだ乗ったことがない。乗りに行きたいなー。京都鉄道博物館にも行ってみたい。表紙裏の説明で仕組みがよくわかった。2020/11/17
ツキノ
12
（E-568）蒸気機関車でも、機関車工場で働く「ビーコロ」が主人公。読み進めていくうちに、ビーコロの役割がわかってくる。他の機関車もたくさん登場。トーマスシリーズとはちがい、はっきりした目鼻立ちは書かれていないものの、なんとなく表情がある。手ぬぐいを染めたような絵に味があり、機関車はもちろん、人の姿のとても細かく描かれている。見返しには蒸気機関車のしくみの図、後ろ側には著者撮影の写真がある。蒸気機関車愛がたっぷり。2019/10/08
ちみたんママ
11
〈息子食いつき度〉★★★☆☆〈私気に入り度〉★★★☆☆ 「置かれた場所で咲きなさい」的な話かと思ったけど、そうじゃなかった。コツコツやっていれば見ている人が必ずいて力になってくれる…そんなメッセージでしょうか。でも、個人的にはそういうの割とどうでもよくて、機関車がぞろぞろいっぱい描いてあるのがいい。見応えあったし、メジャー機関車の違いも理解できて親も勉強になりました。5歳息子はもちろん喰いつきまくり。2021/02/12
人間
8
機関車整備工場で働くB20形蒸気機関車ビーコロ。構内の入れ替え作業のために作られ、戦争時設計による資源節減と簡略化構造のため、使用条件が限られたフォークリフトのような存在で、外を走ったことがなかった。物語は和製機関車トーマスみたいに擬人化されて、C62のシロクニさん、D51のデゴイチくん、8620ハチロク、義経がしゃべる。四重連のイベント列車は実際に走ったらしい！ 息子が2歳10ヶ月にして「老ぼれ」という言葉を覚えた🤣2020/12/27
