著者等紹介
長谷川集平[ハセガワシュウヘイ]
1955年兵庫県姫路市生まれ。絵本作家、ミュージシャン。1976年第3回創作えほん新人賞を受賞した『せはがわくんきらいや』(復刊ドットコム)でデビュー。主な受賞作品に『プレゼント』(村上康成・絵/ブックローン出版/1988年ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞)『見えない絵本』(理論社/1990年第20回赤い鳥文学賞)『石とダイヤモンド』(講談社)と『鉛筆デッサン小池さん』(筑摩書房)で2007年第14回路傍の石文学賞、『ホームランを打ったことのない君に』(理論社/2007年第12回日本絵本賞)『きみは知らないほうがいい』(岩瀬成子・文/文研出版/2015年第62回産経児童出版文化賞大賞)がある。2002年より京都造形芸術大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鳩羽
8
ナンセンスというのかシュールというのか、十代の形のない不安や破壊、暴力的な衝動を表した絵本なんだろうか。無表情なところに表情らしさがあり、よく分からない勢いとインパクトを感じた。「じょーだんコロッケ」って使ってみたい……2016/06/17
カヤ
3
こわいけれど、この不安定さを描き出すのがすごいな。2016/12/17
新田新一
2
普通の絵本とは異なっています。少年の怒りや不安を巧みに表現した内容。眠れないケンタロウが夜に窓を開けて、自分の中にたまったもやもやしたものを、ものすごい勢いで吐き出す絵が圧巻。木の葉が散り、道行く人は飛ばされないように帽子を押さえます。ほのぼのとした絵本も良いのですが、こんな作品もたまに読むとかえって新鮮。反抗期が始まる頃の男の子だったら、楽しめるかもしれません。2023/07/02
茶器
2
図書館本。新刊同様で全く汚れていなかったので、子どもは借りないんだろうな。2017/01/28
haru
2
図書館本。私的には微妙な本でした。独特の世界で好き嫌いが分かれるかも2016/11/26