出版社内容情報
暑い夏でもすずしい土の中で、ぶんぶんちゃんはうまれました。いっぱい食べて大きくなって、脱皮して、さなぎになる前に体をくねらせて自分のへやをつくって……土の中でぶんぶんちゃんの姿が変わっていきます。ようやく成虫になり土の外に出たぶんぶんちゃんは、飛ぶのがちょっと苦手で、木のしるが大好き! やがてオスのつのつのとなかよくなったぶんぶんちゃんは、どんな卵をうむのかな? 生態をふまえた、楽しいお話絵本。
内容説明
新シリーズ!むしがうまれてたまごをうむまでのいのちのものがたり。かぶとむしは木のしるがだいすき!とぶのはちょっとにがて?4・5さい~。
著者等紹介
ねもとまゆみ[ネモトマユミ]
根本真弓。東京都生まれ。幼児教育を専門的に学ぶ中で、子どもと自然が出会う場作りに興味を持ち、「インタープリター」(自然解説員)として長年活動。自然公園や幼稚園・保育園などで自然あそびのワークショップなどを行っている。おくたま地域振興財団所属
たけがみたえ[タケガミタエ]
竹上妙。東京都生まれ。和光大学表現学部芸術学科卒業。長野で牛にかこまれたときの衝撃から、生き物と目が合った瞬間「見たら見られた」をテーマに木版画を制作し、個展やグループ
須田研司[スダケンジ]
むさしの自然史研究会代表。多摩六都科学館や武蔵野自然クラブで、子どもたちに昆虫や生き物のおもしろさを伝える活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
53
暑い夏。土の中で生まれたばかりのカブトムシのあかちゃん、ぶんぶんちゃん(女の子)。カブトムシの一生をユーモア溢れるタッチの絵で描きます。ぶんぶんちゃんのセリフが可愛い。絵本だけれど、結構、詳しく描かれていますね。絵もリアルになり過ぎず、可愛らしいです。2023/08/18
たーちゃん
24
メスのかぶとむしのぶんぶんちゃん。オスと出会ってまた命を繋ぎます。息子は「またきっと卵からオスが生まれてくるだろうね」と言っていました。2021/09/18
はるごん
14
我が家で昨年から育てているカブトムシ。今は蛹。どうやってカブトムシになるかが分かったようです。絵がかわいい。2022/05/28
遠い日
10
「むしのたまご」シリーズ。カブトムシですが、「たまご」を生むので、ぶんぶんちゃんはメスです。メスのカブトムシが主人公の本はないことはないけれど珍しい。幼虫から蛹、孵化して成虫になり、交尾して産卵、という流れを学ぶ。地中の土、樹液などのカブトムシのエサや、脱皮しながら幼虫が大きくなることなど生態にもきちんと触れる。産卵までのメスは命を繋ぐことに突き動かされているような印象です。2021/06/10
縞子
6
夏休み六冊目。2022/07/23