内容説明
双葉小学校で、つぎつぎとおこる「学校の七不思議」!事件現場にはかならず、白い花が残されていた。源太とムジナ探偵は、みちびかれるように校舎うらの“死人塚”にたどりつく。すべての事件をつなぐ、双葉小の秘密が今、あかされる。
著者等紹介
富安陽子[トミヤスヨウコ]
1959年東京都に生まれる。梅花女子大学特任教授。主な作品に『クヌギ林のザワザワ荘』(日本児童文学者協会新人賞・小学館文学賞)(あかね書房)『盆まねき』(産経児童出版文化賞・野間児童文芸賞)などがある
おかべりか[オカベリカ]
本名、岡部りか。児童書の挿絵などで活躍中。1950年埼玉県に生まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
59
かるいジョークのつもりで隠したクラスメイトの靴が本当に無くなった「学校の七不思議」。梅雨の晴れ間の日曜日の昼下がり、他の人には聞こえない不思議な子供の泣き声が聞こえると八百屋の主人がやってきた「雨の日のなき声」の全2話。シリーズ第8弾。続編がしばらくの間出ていなかったので、久しぶりの新刊は嬉しかったです。「学校」は日常の中に異世界が紛れ込んでいそうなヒヤリとした感覚が残りました。「雨」はラストシーンにホっと心が和みました。サラリと読めて面白かったです。★★★2013/02/21
anne@灯れ松明の火
14
新刊棚で。お! 富安さん、また新刊!と、慌てて借り出した。タイトル通り、学校の七不思議にまつわるお話で、さらっと読めちゃった。(富安さん大好きだけれど、このシリーズは普通なのだ(笑)) それより、シノダ!シリーズが来月出ることを知り、そちらが楽しみなり! でも、毎月のように新刊が出るって、すごいなあ。アイデアが泉のように沸くのだろうか・・・・・・? 2012/11/23
いろは
5
【市立図書館】『一瞬として同じ時間なんてないのに、(学校だけは)ずっとここにあって、何千、何万という子どもたちの記憶や思い出を、静かにため込んでいくんだな。』ムジナさん、やっぱり素敵。2018/06/08
negai
3
児童書を読みあさるところから少し遠ざかってましたが、久しぶりに富安陽子さんの本を読みました。娘も「久しぶり!」と喜んで読んでました。七不思議だけど、怖くないし読みやすくておもしろい。私の妖怪話好きの原点は民話だけど、娘の妖怪話好きの原点は富安陽子さんじゃないかなと思っています。2014/10/31
kotaro
2
★★★★★★★★☆☆2021/04/15