出版社内容情報
花のバレンタインデー。こまつ君は27個もチョコをもらった。ぼくは一つだけ。なんでだろう？
内容説明
はなのバレンタイン・デー。おなじクラスのこまつくんは、チョコレートを二十七こもらった。ぼくはたったいっこだけ。ぼくはこまつくんの、にんきもののひけつをさぐることにした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
49
クラスの人気者の「こまつくん」はバレンタインデーで27個もチョコをもらう猛者。一方「ぼく」は義理チョコ1個。嫉妬に狂った「ぼく」は、「こまつくん」がモテる秘訣を、クラスの女子にヒアリングしたり、「こまつくん」自身を観察・尾行までして探る。「顔がイケメン」「サッカーが上手」「頭がいい」など、それっぽい秘訣が出てくるが「ぼく」は納得がいかない。最後に「こまつくん」本人から秘訣を打ち明けられて「ぼく」は大満足。ただ、読者としては「そこ？」と、なんだか肩すかしな気分。まあ子どもらしくて説教臭くないところがいいか。2021/05/06
BlueBerry
27
子供向けの可愛い話しだけど軽い感じで楽しかった（笑。2013/09/24
小夜風
23
【小学校】森絵都さんと武田美穂さんがタッグを組んだ｢にんきもの｣シリーズ１冊目のこの本を漸く読めました♪他の３冊は既読です。この前の火曜日は花のバレンタインデー。同じクラスのこまつくんは27個もチョコをもらったのに、ぼくは１個だけ。ぼくはこまつくんの人気者の秘訣を探ることにします。このくらいの歳の子は、他の子の良いところが羨ましかったりするんでしょうね。シリーズで通して読めば、みんなどの子も何かを悩んでいたり、どの子もキラッと輝くものを持っていたりして、素敵だなって思います♪このシリーズおすすめ♪2014/04/21
myc0
22
同級生の小松くんはバレンタインに27個もチョコを貰えるのに、僕は1個しか貰えない…。人気者になる秘訣を調べるため、けいたくんは小松くんを観察することに…。／チョコ1個しかもらえなくて“じんせいにいやけがさし”ちゃうけいたくんの言葉がどれも率直で可愛い。顔やスポーツ、頭の良さもあるけど、それ以上に小松くんはきっと優しく、とても穏やかないい子なんだと思う。最近スクールカースト系の本ばかりだったので、とてもほんわかした。／土曜の午前登校があったりミニ四駆が出てきたり、私の世代だなぁ。2016/11/10
shiho♪
19
低学年図書室本。6年光村国語『帰り道』の並行読書に。蔵書している森絵都さんの本を6年生にまるっと貸し出ししてて、こないだ戻ってきた。 低学年向けだけど、武田美穂さんの絵がコミカルで楽しい。6年生でも「にんきもののひけつってそこなの❓️」とクスッと笑えるオチだと思う。すぐ読めて清涼剤的な本。2023/05/29
