出版社内容情報
日本3大祭りの一つ大阪天神祭りの由来と熱気を気迫のこもった文章と絵で伝える華麗な絵巻絵本 SLBC選定図書
内容説明
日本三大祭の一つ、天神祭をめぐる。奇想ゆたかなファンタジー絵本。長新太の絵が冴える…!そして祭がはじける…。
著者等紹介
今江祥智[イマエヨシトモ]
1932年、大阪生まれ。サンケイ児童出版文化賞、日本児童文学者協会賞、野間児童文芸賞、路傍の石文学賞、小学館児童出版文化賞などを受賞
長新太[チョウシンタ]
1927年、東京生まれ。絵本に、『おしゃべりなたまごやき』(文芸春秋漫画賞受賞・福音館書店)、『はるですよふくろうおばさん』(講談社出版文化賞絵本賞受賞・講談社)、『キャベツくん』(絵本にっぽん賞大賞受賞・文研出版)、『ぞうのたまごのたまごやき』(小学館絵画賞受賞・福音館書店)、『さかさまライオン』(第9回絵本にっぽん賞受賞・童心社)など多数。1987年、巌谷小波文芸賞受賞。1990年、『ふゆめがっしょうだん』(福音館書店)で第13回絵本にっぽん賞大賞受賞。1999年、『ゴムあたまポンたろう』(童心社)で第4回日本絵本賞受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
94
「たたらんといとくれやっしゃ」。菅原道真の霊を鎮めるため作られた天神様。後に学問の神様と崇められ全国に広がりその数1万1089! ……初めて船渡御を見た男の子の夢。いろんなお国言葉のぼやき声が聞こえる。「ホントにもーお参りも少ないし」「うちのお宮も古うなってあかんでよ」。「どういうわけでこないに商売繁盛しますのか、大阪のに聞いてみよかのー」。天満の天神はん「うちの祭のおかげに決まっとりま」とあっさり答えて「ちゃあんと見て帰っておくれやっしゃ」。大阪出身の今江祥智氏が長新太氏と作った大阪天神祭の絵本。2016/05/24
リコリス
24
天神祭はもちろん初詣、合格祈願、散歩と何度も足を運んでいる天満の天神さん。全国各地の天神さんがその土地の言葉で会話するのが面白い。長新太さんのイラストが文をより魅力的にしていてお祭りの賑わいと境内の暗さにドキドキゾワゾワした。 2022/11/20
おはなし会 芽ぶっく
10
北海道にももちろん天満宮があるのですが、大きなお祭りなどなく馴染みがあまりありません。教科書に掲載されているので改めて読みましたが、子ども達は残念ながらピンとこないでしょう。『小さな本の大きな世界』 https://bookmeter.com/books/10779963 で紹介(16/145)2018/05/11
pocco@灯れ松明の火
10
博物館:天神さんを紹介する関西弁の絵本。やけど、どうやろ?子どもウケは、せーへん気がしたけど。大阪弁イントネーションで馴染み易い話やけど話が長いなぁ~。大人絵本とみたらええんちゃうかな。2011/11/11
ヒラP@ehon.gohon
7
大阪の天神祭は行ったことがないので、この絵本を見て、そのすごさを印象付けられました。 それにしても全国各地に大小の天満宮があって、そのいくつかにおまいりしたことがありますが、この本は、どの天満宮にも通じる解説でもありました。 2015/02/04