出版社内容情報
あらいぐまのアリスは、のんびりや。いつもいつでも、のんびりゆっくり。ともだちとピクニックにでかけても「アリスちゃん、はやく～」そんなアリスがみつけた、とっても大切なものは…？
3歳～
内容説明
あらいぐまのアリスはのんびりや。いつでものんびりゆっくり。そんなあるひのこと…。
著者等紹介
竹下文子［タケシタフミコ］
福岡県生まれ。１９７９年、『星とトランペット』（ブッキング）で、野間児童文芸推奨作品賞を受賞
こみねゆら［コミネユラ］
熊本県生まれ。東京芸術大学、同大学院を修了後、フランスで学ぶ。装画、挿し絵、絵本などで活躍中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
140
何をするにもゆっくりで、親からもお友達からもいつも「早く早く」と言われ続けているアリス。僕は何でも素早く進めないと時間を損をした気分になる性格なので、周囲からあれだけ急かされても急ごうとしないアリスがじれったくなると同時に、その頑固さは見上げたものだと思った。せっかちな人にはテンポの良さが「マイペース」だし、のんびり屋さんにはのんびりが「マイペース」。この絵本ではスローな時間の流れの中で過ごした場合の利点が描かれている。集団行動には不向きだけど個性を育てる作品だと思う。こみねさんの絵がとても可愛かった。2014/06/03
Kawai Hideki
85
あらいぐまのアリスは、のんびり屋でマイペースの女の子。お母さんにも友達にも、いつも「はやく…」「はやく…」と言われるが、常にのんびりゆっくり。みんなでピクニックに行っても、一人だけペースが遅れる。綺麗な花に気を取られたり、小川の魚に夢中になったり、美味しそうな木苺に心を奪われたり。でも、そのおかげで、友達も木苺の恩恵にあずかるのだった。帰りはみんなでのんびりペースに。のんびり屋の娘も気に入ったようだ。見開きの右ページに、花や魚や木苺がアップで描かれていて、我を忘れて見入っている様子の演出がうまい。2016/04/29
はるぽん🐰道草中🐱
27
久しぶりの絵本♪こみねゆらさんの、ちょっと不思議でふわっとした絵もポイント。いつでも どこでも どんなときも のんびりゆっくりなあらいぐまのアリスのお話。ちょっとせっかちな私は、そんなアリスがうらやましかったよ。セカセカしてても、いいことないよね。のんびりゆっくり歩いていると、ささやかだけど素敵な発見がいっぱいだね☆アリスのお家のなかも可愛かった(*´ `* )2017/06/30
スノーマン
26
可愛いけど、アリス超マイペース（笑）私は自分がのんびりやなくせに、自分より更にのんびりしている人を見ると、勝手ながらイラッとする（笑）だからアリスと友達になれるか微妙なところ…。あらいぐまって確かにずうっと何かを洗ってそうなイメージやし、この絵本にぴったり。2015/09/04
Kikuyo
24
せかせかと前のめりに時間を過ごすことばかりが良いことではないと思わせてくれます。 スローな時間の流れの中で過ごすと、こんな良いこともあるよねって。休日にはぴったりの本。2018/06/03
