出版社内容情報
みみずのオッサンの上に、ドシーンと何かがおちてきた。おちてきたのはヌルヌルベトベト…。 平成16年度第48回西日本読書感想画コンクール指定図書/SLA選定
内容説明
ドーン、ドロドロドロ~。ベタベタでうごかなくなったまちをみみずのオッサンがいく!「オッサン」というなまえのみみずのおはなし。
著者等紹介
長新太[チョウシンタ]
1927年、東京に生まれる。1987年、巌谷小波文芸賞受賞。絵本に、『おしゃべりなたまごやき』(文芸春秋漫画賞)、『ぞうのたまごのたまごやき』(小学館絵画賞)、『ふゆめがっしょうだん』(絵本にっぽん大賞・福音館書店)、『はるですよふくろうおばさん』(講談社出版文化賞絵本賞・講談社)、『キャベツくん』(絵本にっぽん大賞・文研出版)、『トリとボク』(あかね書房)、『どうぶつどどいつ』(のら書店)、『ブタとタコのダンス』(学研)、『さかさまライオン』(絵本にっぽん賞)、『ゴムあたまポンたろう』(日本絵本賞)、『なんででんねん天満はん天神祭』(童心社)など数多くの仕事がある
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感想・レビュー
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masa@レビューお休み中
56
長さん…あなたにはやり過ぎという言葉がないんですね!みみずのオッサンの破天荒な物語に、唖然呆然としてしまいましたよ。ペンキ工場が爆発して幕開けし、オッサンがあることをして幕を閉じます。やりたい放題、好き放題…そんな言葉が頭に浮かんでしまいます。でも、子どもたちはキャーキャー言いながら喜びそう。子どもにとっては、みみずのオッサンはヒーローなのかもしれないなぁ。2012/06/06
くまた
37
図書館にて。ピンクとオレンジと黄色と…カラフルな世界でみみずのオッサンは生きています。壮大なスケールのお話。ページをめくってはオッサンを探しながら進みました。長新太の個展へ行った時、この原画を見てきましたが、色が溢れて力強くて感動しました。長さんの頭の中から溢れ出る一欠片を絵本を通して見ているのだなあ。2016/10/02
アクビちゃん
33
【図書館】長 新太さんのシュールな世界大好きです。小4に読み聞かせしてきました。「意味わかんなーい!」と、大笑いしながらも皆、笑顔で聞いてくれました。本当は、環境破壊に対しての警告する真面目な絵本だと思うのですが、楽しければ読み聞かせは大成功です(^^) 2017/06/29
けんちゃん
26
気になっていた長新太さんの本にやっと会えました。「オッサン」という名前のみみず、というところからすでにツボなのですが(笑)奇想天外、壮大なスケールで起きる事件に立ち向かうオッサン、かっこいいです。みみずの排泄物はよい土になる、という部分がしっかり抑えられて、ストーリーとしてもかなりしっかりしているなぁと感じました。しかし相変わらずの濃い色づかい…全然飽きが来ないのが不思議です。2012/07/24
anne@灯れ松明の火
23
読友さんご紹介。先日読んだ『どろにんげん』もスゴかったけれど、これもまたスゴイ(笑) 「オッサン」が名前だなんて、誰が想像できますか?(笑) そして、いつも通り奇想天外な展開の中で、このオッサンは大活躍! ミミズを見る目が変わりそう♪2012/07/26