出版社内容情報
仲良しのムツゴロウとシオマネキとアサリが、海の方にいくと…。諫早湾の生き物の声を絵本化。
内容説明
干潟はすべてのいのちが生まれるところ―「海の水…くるよね…。きっと、くるよね…。」諌早湾の干潟の生きものたちのさけびを聞いて下さい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
13
干潟を見たことはないのですが、テレビやマンガ『釣りキチ三平』で知っていました(笑)ムツゴロウのむっちゃん、シオマネキ(これは知らなかった)カニオ、あさりちゃんたちの海に住むいきものたちの目線で描かれた絵本。破壊してしまったものは簡単には元通りにならないのに…。2019/10/22
いっちゃん
9
これは、幼い子供たちにどう響くのだろう。絵本の主人公達がみんな死んでしまうことに、衝撃を受けるに違いない。人間が、自分勝手に生きていることに、疑問を問いかけるよい本だった。2017/06/29
ゆにす
7
諫早湾の干潟の問題について、子どもでもとてもわかりやすく描かれていると思います。シオマネキが一生懸命踊っている姿が痛ましい。最後のページ、干潟が死滅している絵が悲しいです。2012/04/12
ヒラP@ehon.gohon
3
諫早湾の干拓事業は、自然破壊にしかならなかったような気がします。 多くの生き物を犠牲にして、その生き物を採ることで生活していた人たちも犠牲にして、さまざまな反対運動の前に、政策自体も揺らいでいるように思います。 いったい干拓事業にはどのような意味があるのだろう。 素朴な疑問と、生きているものたちへの慈しみに満ちた絵本だと思います。 2014/10/07
雨巫女。@新潮部
2
《書店》諫早干拓問題に関する本。早く元に戻してほしい。蟹が、何回も登場するのは、辛いよ〜!2012/12/09