出版社内容情報
原爆をうけ、生きのこった一本のエノキ。そのエノキを守る子どもたちの姿を描く、平和の絵本。 SLA選定/JLA選定
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@猫と共に生きる
64
読み友様からのご紹介本です📚原爆のせいで惨めな姿になってしまったエノキをみんなで力を合わせて再生✨やがて若い芽が出て、あちこちに小さいエノキの木が👶生まれる。生き物の生きる力の偉大さが感じられた。原爆にも負けない!!!2022/05/25
ちえ
41
少し前に読んだ「汽笛」はこの本を読んだ中学生が作者に感想を送ったことが縁で作られた。この木はどうなっているのか気になって調べていたら、木は枯死していたけれど2世があちこちに植樹されているようでした。 https://www.nagasaki-np.co.jp/peace_article/2831/ http://www.saisyou.town.miyako.fukuoka.jp/peace/mather.html2022/05/15
たまきら
32
広島に数か月住んでいた時、被曝樹をたくさん訪れた。太田三郎さんの「被爆樹」シリーズ。原仲裕三さんをはじめ、平和をテーマに活動する素晴らしいアーティストに出会えた町…。ヒトとはまたちがう時の流れに身を置く植物のたくましさと、ヒトの柔軟さを思いました。あの暑い町にまた行きたいな…。読み友さんの感想から。2022/06/30
おはなし会 芽ぶっく
9
6年生ブックトーク授業【戦争・平和・伝記】広島(1945年8月5日AM8:15)・長崎(1945年8月9日AM11:02)の原爆被害に絞って話しました。今回紹介した本はあとがきや解説をしっかり読んでほしいと付け加えています。更に日本は被害国だけでなく加害国でもある、ひとつの方向だけで見るのではないようにしてほしいです。どういうことだろう?と思ってくれればいいですが。2022/07/13
遠い日
7
実話に基づく物語。原爆で痛めつけられ、台風で幹を折られたエノキを小学生たちが中心になって守り、世話をする。エノキの力強い再生が、広島の人々に勇気や希望を与えたことは想像に難くない。再生し、命を全うしたエノキに意志を感じさえするのだ。2015/02/06