出版社内容情報
地獄からの注文をうけたお店の話、地獄のえんまさまが失敗した話など、あの世とこの世の地獄の話です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
47
図書館本。 コックな閻魔は実写映画でも出てきたなぁ(DVDにて視聴済) 我が子を手にかけてしまって鬼と化した女性はなぜだか海と毒薬のあの人を連想しました。2人ともタガが外れて外道に墜ちてしまったのですね。2019/05/04
じょうき
16
子供からたまにシリーズタイトルを聞いていたので、もっと軽い読み物かと思っていたが、思ったよりしっかりした怪談。挿絵でまろやかにしている。三途の川や賽の河原などの話がわかりやすかった。印象的だったのは沖縄戦の話。本当に怖いのは、お化けではなく、実際に人が起こす戦争なのだという編者の思いが伝わる。子供にも伝えたい。2021/07/23
魚京童!
10
まったく!女は悪魔より利口だっていうけど、ほんとだよ!2014/02/22
みなみ
9
児童向けの怪談集。表題作から「地獄レストラン」にまつわる連作集なのかもと思ったが、そうではなく独立した短編の詰め合わせ。地獄にまつわる短編を集めており、海外の伝承も収録されている。めちゃくちゃ怖い話というわけでもなく、中には痛快なものもあり、読みやすい。しかし冒頭にある話の、子供が亡くなって賽の河原にいるのは本当にかわいそう。これは、怖いというよりも理不尽な。2022/08/31
白雪ちょこ
6
地獄というものは、よく漫画やドラマでも題材にされているが、本当に行ったことがある人は未だにわからないため、人間たちの空想がよく詰め込まれている話だなと感じた。 しかし、悪人は必ず地獄に落ちる。 それは、絶対に言えることだと思う。