内容説明
ジャングルのなかに、あかいかさがおちていた。いったいどこからきたのかな。いったいだれがひろうのかな。
著者等紹介
筒井敬介[ツツイケイスケ]
1918年東京生まれ。児童文学作家、脚本家。『かちかち山のすぐそばで』(フレーベル館)で、産経児童出版文化賞、国際アンデルセン賞優良賞を受賞。2005年没
堀内誠一[ホリウチセイイチ]
1932年東京生まれ。グラフィックデザイナー、絵本作家。1987年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mug
47
ジャングルの中に落ちていた、赤い傘の物語。 次々違う動物の手に渡っていく様子が、 まるで傘の旅を見ているよう。 一番のお気に入りは 傘を気に入ったヘビの場面♡ 濡れないように工夫した結果が、 可哀想だけど笑っちゃう😂 痛々しさに子どもたちは同情…というか 若干引き気味だったけれど😅 “あの動物だったら、どうやって使うかな~?”と 読後も想像して楽しめた。2022/10/01
ほんわか・かめ
26
シンプルな表紙が残念なくらい、中身は愉快なストーリーで、堀内誠一さんのカラフルな絵も印象的!猿たちは拾った傘を使ってみるが、ジャングルの中にでは枝に引っかかり使いにくい。その後はらっぱのへび、病院、砂漠、くじらの治療、リスへと。裏表紙に地図有り。昔の話ってドライで面白いな♪〈1965/あかね書房/童心社復刻版/2011〉2022/01/19
おはなし会 芽ぶっく
17
30年度ブックトーク授業4年生 夏休みに読んで欲しい本。 特別支援の子もいるのでその子向けに(動物が好き)。ジャングルに落ちていた傘が動物たちの手に次々渡っていき、最後は海へ!そんな遠くへ?と思いきや、ちゃんと地図も載ってるので、意外と近いのが分かります。2018/07/17
mntmt
11
どうぶつの絵がかわいい。2019/08/15
ヒラP@ehon.gohon
10
落ちていた赤いかさ一本で、こんなにユニークで不思議なお話になるなんてすごいと思いました。 ヘビがかさをさして歩くと大変なことになりますが、今まで考えたこともなかった、想像できない展開に驚いていると、コミカルでスピード感のあるドタバタ騒ぎが続きます。 カンガルーの看護師さん、風邪をひいたクジラ、笑えるキャラクターで、楽しさいっぱいの絵本になりました。2017/01/24