5年後、メディアは稼げるか

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5年後、メディアは稼げるか

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  • サイズ B40判/ページ数 204p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492762127
  • NDC分類 070.4
  • Cコード C3034

出版社内容情報

ネットメディア運営者、ジャーナリスト、この2つの視点からメディア業界の今後10年を予測。先行するアメリカの事例も豊富。

米国の新聞社・出版社が繰り広げている
「血みどろの生存競争」が日本にやってくる!

4カ月でビジネス誌系サイトNo.1に導いた
東洋経済オンライン編集長が予見するメディア・サバイバル

今、日本と世界のメディア界は、大きな岐路を迎えている。今後5年、メディア業界は100年に一度といってもいい激震を経験するはずだ。では、ウェブのさらなる進化などによって、メディアの形はどう変わっていくのか。ネットメディアを運営するプレーヤーの目と、業界を分析するジャーナリストの目から、「メディア新世界」の姿を予測する。
・8~9割のメディア人はデフレに
・テクノロジー音痴のメディア人は2流
・日経以外の一般紙はウェブで全滅する
・有料課金できるメディアの条件
・起業家ジャーナリストの時代がくる
・最後のガラパゴス業界が激変する
・欧米メディアの”血みどろ”の戦い
・これからはコンテンツとデータが王様
・5年でデジタルは端役から主役に
・一番偉いのは、新しい”稼ぎ”を創る人
・新時代のカギを握るのは、30代
・“のっぺらぼうメディア”の終わり
・ウェブと紙の6つの違い
・紙の本はそのまま残る?
・雑誌が紙である必要はあるか?
・次世代ジャーナリストの10の生き方
・記者は没落、編集者は引く手あまた
・ウェブメディアの8つの稼ぎ方
・どうすればネット広告は儲かるか?
・サラリーマン記者・編集者の終わり

序章 メディア新世界で起きる7つの大変化
●大変化?@ 紙が主役 → デジタルが主役
●大変化?A 文系人材の独壇場 → 理系人材も参入
●大変化?B コンテンツが王様 → コンテンツとデータが王様
●大変化?C 個人より会社 → 会社より個人
●大変化?D 平等主義+年功序列 → 競争主義+待遇はバラバラ
●大変化?E 書き手はジャーナリストのみ → 読者も企業もみなが筆者
●大変化?F 編集とビジネスの分離 → 編集とビジネスの融合

第1章 ウェブメディアをやってみて痛感したこと
●ページビューが10倍に伸びた理由
●なぜ30代をターゲットとしたか
●ユーザー第一主義を徹底
●速報よりも、クオリティの高い第2報
●タイトルが10倍重要
●ウェブは感情、紙は理性
●余韻より断言、建前より本音
●一貫性よりも多様性
●集団よりも個人

第2章 米国製メディアは本当にすごいのか?
●米メディア企業の血みどろの戦い
●紙の広告が激減、ウェブ広告も伸び悩み
●紙の100万円がネットでは10万円に
●FTが切り開いた有料課金への道
●出版社からネット企業へと変身
●ニューヨーク・タイムズの苦悶と逆襲
●新会長が打ち出す5つの成長戦略
●老舗出版社 アトランティックの大変貌
●編集とビジネスの壁、紙とデジタルの壁を打ち破る
●フォーブスの「超オープン戦略」
●年間1000万円以上稼ぐ筆者も
●すさまじいトライ&エラー

第3章 ウェブメディアでどう稼ぐか?
●日米の業界構造の違い
●新聞はまだまだ余力がある
●雑誌にはこれから5年が正念場
●ウェブメディアの4タイプ
●8つの稼ぎ方:広告から、ダイエットまで
●なぜネット広告は儲からないのか
●どうすればウェブ広告は儲かるのか
●広告を面白くする。それに尽きる
●ブランドコンテンツという新マーケット
●広告頼みにリスクあり
●有料化のための3つの条件
●有料化に成功するの日本のメディアは?
●ヒントはネット企業にあり

第4章 5年後に食えるメディア人、食えないメディア人
●20代はまず紙で基礎体力を
●30代こそネットで挑戦すべき
●40代はなんとも中途半端
●50代には30代以下を登用してほしい

【著者紹介】
佐々木 紀彦(ササキ ノリヒコ)
東洋経済オンライン編集長
東洋経済オンライン編集長。1979年福岡県北九州市生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、東洋経済新報社で自動車、IT業界などを担当。2007年9月より休職し、スタンフォード大学大学院で修士号取得(国際政治経済専攻)。2009年7月より復職し、『週刊東洋経済』編集部に所属。「30歳の逆襲」「非ネイティブの英語術」「世界VS.中国」「2020年の世界と日本」「ストーリーで戦略を作ろう」「グローバルエリートを育成せよ」などの特集を担当。2012年より現職。

内容説明

今、日本と世界のメディア界は、大きな岐路を迎えている。今後5年、メディア業界は100年に一度といってもいい激震を経験するはずだ。では、ウェブのさらなる進化などによって、メディアの形はどう変わっていくのか。ネットメディアを運営するプレーヤーの目と、業界を分析するジャーナリストの目から、「メディア新世界」の姿を予測する。

目次

序章 メディア新世界で起きる7つの大変化(紙が主役→デジタルが主役;文系人材の独壇場→理系人材も参入 ほか)
第1章 ウェブメディアをやってみて痛感したこと(ページビューが10倍に伸びた理由;なぜ30代をターゲットとしたか ほか)
第2章 米国製メディアは稼げているのか?(米メディア企業の血みどろの戦い;紙の広告が激減、ネット広告も伸び悩み ほか)
第3章 ウェブメディアでどう稼ぐか?(日米の業界構造の違い;新聞はまだまだ余力がある ほか)
第4章 5年後に食えるメディア人、食えないメディア人(記者の価値が下がり、編集者の価値が上がる;次世代ジャーナリストの条件 ほか)

著者等紹介

佐々木紀彦[ササキノリヒコ]
1979年福岡県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、東洋経済新報社で自動車、IT業界などを担当。2007年9月より休職し、スタンフォード大学大学院で修士号取得(国際政治経済専攻)。2009年7月より復職し、『週刊東洋経済』編集部に所属。2012年11月、「東洋経済オンライン」編集長に就任。リニューアルから4カ月で5301万ページビューを記録し、同サイトをビジネス誌系サイトNo.1に導く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

29
メディアで商売してる者として最も賛同するのが、コンテンツのオリジナリティこそ肝だということ、そしてそれに甘んじずに「売り方」を同じくらいの真剣さで考えようということ。◇そのために一番必要なのは、実際に財布を開く(もしくはカードの番号を入力する)お客さんが、どんな気持ちの時、何が決め手でお金出してくれるのか、その瞬間への想像力だと僕は思っている。行動観察にせよビッグデータにせよ、素材は手に入る。想像力はそこから構築するための核だ。◇いや、こんなエラそうなこと言うて、ちっとも稼げてへんから恥ずかしいのやけど。2015/12/12

どんぐり

16
メディアはどう変わっていくのか、5年後にはどんなメディア新世界が待っているのか、そしてメディア企業とメディア人は、どうすればウェブ時代に稼ぐことができるのかを著わしたウェブメディア論。著者は紙の編集部と組織・コンテンツ・ブランドを切り離し、30代をターゲットにし、ユーザー第一主義を徹底したことによってページビューを10倍に伸ばした「東洋経済オンライン」編集長。なかに「クックパッド」のプレミアム会員(月294円)95万人、毎月約2.8億円の会員収入があるというレポートには驚いた。この本の結論は、メディアの将2013/12/04

Ai

7
7年前の出版だけども、メディアのマネタイズについて大変参考になる。メディアテクノロジーの勉強をもっとせねばという焦りもあるが、課題もはっきりして、希望も見える。 2021/01/19

よっしー

7
★3 ちょっと古い本だが、自分には参考になった。50代には勘所がいまいちわからなかったが、何となくでも大まかには把握できたような。2017/05/09

チェコ

6
面白かった。特に最後の章。これからはますます教養みたいなものが必要になって、メディアがウェブの時代になっても古典の重要性は変わらないということでした。2013/12/19

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